暑すぎて「プチ引っ越し」。暮らしの必需品を見直す機会に

暑すぎて引っ越しした。

「引っ越し」と言っても、前からお借りしている離れへ。敷地内に、古い大きな家と、新しい小さな家がある。木や土を使って建てられた古い家のほうが居心地がいいので、暑かろうが寒かろうが耐えていたが、今年の夏の暑さは非常事態のようだ。

毎日の生活で使うものをせっせと運んで、エアコンのある新しい小さな家に避難。

暮らしの必需品を運んでみると、身の回りのモノを見直すいい機会になると思った。

「ミニマリスト」を目指しているわけではないが、普段使っている暮らしの必需品は案外少なかった。
  • 料理道具(カセットコンロ、まな板、包丁、亀の子タワシ)
  • 食器類(お椀、箸、マグカップ)
  • 化粧品類(meadowsのローズウォーター、オイル、綿棒、歯ブラシ、フロス)
  • 寝具(布団一式、蚊帳)
  • 仕事道具(手帳、ノート、デジカメ)
うちはガスの契約をしておらず、家で料理するときはカセットコンロなので(冬は炭も併用)、簡単に持ち運びできる。油ものはつくらず(炒めものに少し油を引くくらいのものなので、食器洗いに洗剤は使わず、亀の子タワシが一つあればOK。

食器は、たいていの料理ではお椀一つで済ませてしまう。パスタでもお椀!

化粧品類はごちゃごちゃとしているので、一式をかごにまとめてある。


蚊帳はかさばるけれど、刺してくるいろんな虫がいる場所では、これがないと安心して眠れない。

インターネットは古い大きな家にしか回線が来ていないので、パソコンは引っ越しできていない。無線LANで飛ばすことも検討したが、電磁波が心配なのでやめておいた。パソコン仕事は、涼しい時間帯を見計らって今までの家ですることに。

「プチ引っ越し」して、気分一新。何を引っ越しする必要があるかとか、どのタイミングで何を運ぼうかとか、いろいろ考えるので、ボケ予防にもよさそうだ(!)。真夏と真冬に離れに避難するとなると、年に4回プチ引っ越しすることになる。最近は「二拠点居住」をする人が増えてきているようだが、うちも「プチ二拠点」。

エアコンがなかった頃は、それこそ、暑さから逃れようと思えば、その場所を離れてどこかへ逃げるしかなかったのだろう。逃げたくなるほどの暑さが続く。昨日来てくれた郵便屋さんも暑そうにして、「はよ(早く)冬が来てほしわ!」と言い残して仕事に戻られた。秋を飛ばしてしまうところに、この暑さの実感がさりげなく見事にこもっているなぁと思った。


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by 硲 允(about me)
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