「バタフライピー」というものを最近初めて知った。タイ原産のマメ科の多年草。花が蝶(butterfly)のように見えるのでこう呼ばれるのだろう。蝶豆(チョウマメ)とも呼ばれるらしい。
乾燥していると、もう蝶のようには見えないが、こんな花。
これをハーブティーのようにして飲む。1杯につき花を5つくらい入れるようだが、少し多めに入れた。
お湯を注ぎ、しばらく待つと藍色に。
飲食物でこの色は珍しい。風味はなんとも表現し難い。クセがないので、嫌いな人は少ないのではないかと思う。
衣類の染め物にも使えそうだと思ったら、主にタイなどで服を染めるのにも使われるらしい。
色がブルーなだけでも面白いが、さらに、レモンやライムなどを入れると色が変わる。
レモン果汁を入れてみると…
紫色に変わった! レモン果汁をたくさん入れたので完全にレモン風味になった。この変色は名探偵コナンのトリックでも使われたことがあるらしい。
人工の着色料を使ったブルー・ハワイのジュースとか、かき氷とかを見ると、いかにも毒々しくて飲んで(食べて)いる人が心配になるが、ブルーの色を付けたいならこれを使えばよさそう(コストはかかるが、健康には代えがたい)。
バタフライピーで色を出して、ゼリーや寒天、アイスクリームなどをつくるのも面白そう。青色のパン、というのも想像してみたが、あまり食欲をそそらないかもしれない…。組み合わせによる食欲減退効果を利用して、ダイエットに活用している人もいるようだ。
バタフライピーは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富で、眼精疲労の回復や、アンチエイジングなどに効果があると言われている。
香川産のバタフライピーをお店で見掛けたことがあるが、結構な値段がした(花を集めるのは大変なのだろうと想像する)。
今回買ったのは、タイ・ラオス産の無農薬のバタフライピー。
バタフライピー(栽培期間中無農薬・無化学肥料 /タイ・ラオス産)20g
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by 硲 允(about me)
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