今年も田植えをした。2014年に東京から香川に移住し、その年に初めてお米づくりにチャレンジし、今年で5年目。
自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出したハッピーヒルという稲を毎年自家採種して育てている。最初の年、畦塗りが間に合わずに水を引かずに育てたところ、それでも問題なく育ってくれたので、それからも毎年、水を引かずに陸稲として育てている。陸稲は連作ができないと言われているようだけど、今のところ問題ない。
まずは刈払機で草を刈るところから。1年目は機械を使わずに5畝弱(約500平方メートル)の草を鋸鎌で何度も刈ったが、さすがに大変すぎたので刈払機を導入した。
苗は田んぼの中で直播きして育てている。今年は種を蒔くタイミングがよかったのか、他の草があまり生えてこず、稲が優勢(年によっては、稲以外の草をハサミで何度も取り除き、手入れが大変なことがある)。
今年はかなり多めに種籾を播いたのもよかったのかもしれない。
ただ、成長は例年よりもゆっくり。暖かくなるのがいつもより遅かったのか、近所の農家さんのところで育っている苗を見ても成長がゆっくりめだった。
陸稲といっても、一段高くなって隣接した田んぼは水田なので、水がしみてきて、苗を鍬で移植しているとそこに水たまりができるくらいの水分が保たれている。
一直線に植えられるよう、ガイドラインとして麻ひもを張り、それに沿って植えていく(水田のように、チョン、チョン、という感じでは植えられず、鍬で植え穴を掘り、野菜の移植のようにする)。
植える間隔は、最初の年は測っていたが、この頃は、稲がどれくらいの大きさに育つかを想像しながら自分の感覚で。
5畝の広さとはいえ、この方法で全面に植えるのはかなり大変。最初の年は1ヶ月くらいほぼ毎日田植えをして達成したが、半夏生(今年は7月2日)までに終えないと稲の成長がよくないことがわかったので、この頃は無理をし過ぎず、7月上旬までにできる範囲で植えることにしている。
1~4年目までは同じ場所で苗代をつくったが、毎年同じ場所で続けていると土が痩せてくるらしく(それに、土ごと苗を移植するので凹んでくる)、今年は別の場所で育てた。
去年まで苗を育てていた場所を草刈機で刈りかけたが、よく見ると稲が生えていた。
ここは去年から一度も草刈りをしていなかったのに、稲以外の草はほとんど生えていない。
こういう状態を田んぼ全体でつくれば、ほとんど手入れしなくても稲ばかり育つ田んぼになるのだろう。福岡正信さんは、麦との二毛作にし、粘土団子で種を播くことでほとんど手のかからない稲作の方法を生み出した。マネをしても成功しそうにないので試したことはないが、ゆくゆくは、ほとんど手をかけずに稲が育つ方法を見つけられたらなぁと思っている。
【関連記事】
by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
自然農法を提唱した福岡正信さんが生み出したハッピーヒルという稲を毎年自家採種して育てている。最初の年、畦塗りが間に合わずに水を引かずに育てたところ、それでも問題なく育ってくれたので、それからも毎年、水を引かずに陸稲として育てている。陸稲は連作ができないと言われているようだけど、今のところ問題ない。
まずは刈払機で草を刈るところから。1年目は機械を使わずに5畝弱(約500平方メートル)の草を鋸鎌で何度も刈ったが、さすがに大変すぎたので刈払機を導入した。
苗は田んぼの中で直播きして育てている。今年は種を蒔くタイミングがよかったのか、他の草があまり生えてこず、稲が優勢(年によっては、稲以外の草をハサミで何度も取り除き、手入れが大変なことがある)。
今年はかなり多めに種籾を播いたのもよかったのかもしれない。
ただ、成長は例年よりもゆっくり。暖かくなるのがいつもより遅かったのか、近所の農家さんのところで育っている苗を見ても成長がゆっくりめだった。
陸稲といっても、一段高くなって隣接した田んぼは水田なので、水がしみてきて、苗を鍬で移植しているとそこに水たまりができるくらいの水分が保たれている。
一直線に植えられるよう、ガイドラインとして麻ひもを張り、それに沿って植えていく(水田のように、チョン、チョン、という感じでは植えられず、鍬で植え穴を掘り、野菜の移植のようにする)。
植える間隔は、最初の年は測っていたが、この頃は、稲がどれくらいの大きさに育つかを想像しながら自分の感覚で。
5畝の広さとはいえ、この方法で全面に植えるのはかなり大変。最初の年は1ヶ月くらいほぼ毎日田植えをして達成したが、半夏生(今年は7月2日)までに終えないと稲の成長がよくないことがわかったので、この頃は無理をし過ぎず、7月上旬までにできる範囲で植えることにしている。
1~4年目までは同じ場所で苗代をつくったが、毎年同じ場所で続けていると土が痩せてくるらしく(それに、土ごと苗を移植するので凹んでくる)、今年は別の場所で育てた。
去年まで苗を育てていた場所を草刈機で刈りかけたが、よく見ると稲が生えていた。
ここは去年から一度も草刈りをしていなかったのに、稲以外の草はほとんど生えていない。
こういう状態を田んぼ全体でつくれば、ほとんど手入れしなくても稲ばかり育つ田んぼになるのだろう。福岡正信さんは、麦との二毛作にし、粘土団子で種を播くことでほとんど手のかからない稲作の方法を生み出した。マネをしても成功しそうにないので試したことはないが、ゆくゆくは、ほとんど手をかけずに稲が育つ方法を見つけられたらなぁと思っている。
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