道の駅「温泉の里 神山」で買ったもの、見たもの。

この春から、徳島の歯科医院に通っていて、その途中、道の駅「温泉の里 神山」によく寄ることがある。


神山の空は、ぼくが住んでいる綾川町(香川県)よりも澄んでいるように見える。

屋外の木のベンチに座っていつもお弁当を食べる。あるとき、屋根のある方のベンチには荷物が置いてあって、誰かが席を取っているのかもしれないと思い、屋根のない暑い方に座ってお弁当を食べていたら、仕事で道の駅の植え込みの手入れや落ち葉拾いに来ていた方が戻ってこられた。その方は、しばらくそこに居たあと、仕事に戻るときに、ぼくに向かって、「屋根のあるとこで食べたらええのに」と声を掛けてくれた。今まで出会った地元の方は、大雑把で大らかな方が多いように思う。

その方は、植え込みの仕事に戻られ、数十メートル続く植え込みを四角く刈り込んでいた。全国で熱中症が多発しているこの夏の暑さのさなか、真っ昼間にこの作業…その体力に感服した。

観光客も多いようで、屋外のベンチには、ここで宿泊しないでください、と書かれていた。

ぼくは道の駅や産直が好きで、寄ることのできる機会があれば必ず寄る。


この日に買ったのは、ブルーベリー(こんなに入って150円!)と、「里山みらい」というNPOによる「すだちち」という発酵飲料。


それから、神山杉のまな板。

野菜もいろいろあって、農薬を使っているかどうかがわからないので買わなかったが、びっくりするほど安かった(大きなジャガイモが6~7個くらい入って100円とか…)。

ある日、ここのトイレの洗面所で歯を磨いていると、視界に小さなカエルが入ってきた。


びくとも動かないので、置物だろうかと思い、洗面所の反対側の同じ場所にもあるかどうか確認したが、なかった。本物なのだろうと思い、よく見ながら歯を磨き続けていると、カエルが動いた。

洗面所をよく見渡すと、いろんなサイズのカエルが6匹くらいいた! 暑さから逃れてきたのだろう。


うちの畑では見かけないカエルだった。なんとも美しく、しばらく見とれていた。


by 硲 允(about me)
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