畑のセントジョンズ・ワート(St. John's Wort)。小さな苗を買ってきて植えたところ、根付いてからは成長が早く周囲にどんどん勢力を拡大していきました。
黄色い花を咲かせます。写真は、咲き終えてほとんど散ってしまったあと。
セントジョンズ・ワートは、鬱に効くと聞いたことがあります。「ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし Venetia's Ohara Herb Diary」という本によると、セントジョンズ・ワートは、中国では4000年、ヨーロッパでは2000年以上も前から薬効が活用されてきたそうです。ベニシアさんは、不安やストレスや不眠症を和らげるために飲んでいるとのこと。
相方が畑のセントジョンズ・ワートでチンキ(ハーブを度数の高いお酒に浸してエキスを抽出したもの)をつくってくれました。
チンキをつくる場合、セントジョンズ・ワートは、花もつぼみも葉も茎も使えるそうです。それらを度数の高いお酒(本のレシピではウォッカが使われていますが、うちでは35度の玄米焼酎を使用)と一緒にミキサーにかけます。
瓶に入れて保管し、2日後にお酒と同量の精製水(うちでは太陽の光に当てておいた「日向水」を使用)を加ます。
そのあと、2週間ほど、日向に置いて完成(縁側に置いておきました)。
この写真はその後、数週間寝かしたあとの状態。色が深みを増してきて、いかにも効きそうです。
チンキは1回に小さじ1杯分を、そのまま飲むか、水で薄めて飲むそうです。幸い、まだ出番がありません。
「ベニシアのハーブ便り」には、筋肉痛や肩こりなどに効く「セントジョンズ・ワート・オイル」のつくり方も載っています。
ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし Venetia's Ohara Herb Diary
その他いろいろなハーブの活用方法や、ハーブを使った料理やお菓子のレシピなどが、暮らしの写真とともにたくさん紹介されていて、パラパラ眺めているだけでも楽しくなってくる本です。
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