【漢字表記】「子供」vs「子ども」。どっち派ですか?

「子供」と「子ども」、普段、どっちの表記を使っているでしょうか?

ぼくは前まで「子ども」と書いていましたが、最近はひらがなで「こども」と書くようになりました。

「子供」という漢字は、「お供え物」や「お供する」などを連想させるという主張があり、そういうことを聞いたことがあったし、見た目も「子ども」のほうが何となくかわいいので、大したこだわりもなく「子ども」と書いていました。

ところが、ネットでいろいろ調べてみると、「子ども」という表記に嫌悪感を感じている人もいるようです。

googleでニュース検索をしてみたところ、「子供」は、376,000件、「子ども」は 544,000件でした。「記者ハンドブック」(第12版、共同通信社)では、「子供・子ども」と両方が記載されており、「一般的には『子ども』が多く使われている」という注釈が入っているようです。

個人レベルでは好きなほうを使ったらいいと思うし、ぼくは「子ども」の表記のほうが好きですが、「子供/子ども」が登場する自分の文章で、表記に関していちいち主張したいとは思わず、「KODOMO」という概念が伝わればそれでいいので、どっちも採用せずに「こども」と書くことにしました。

「子供」と書く人がみんな、こどもを「お供えもの」だと思っているわけではないし、「子ども」と書く人がみんな、こどもをお供えもののようにするようなニュアンスがある漢字を使うことに反対の意志を示しているわけでもありません。何となくどっちかの表記を使っている人が多いのではないでしょうか。

読むときもたいして気にしない人が多いのではないかと思いますが、ぼくは仕事柄、漢字とひらがなの使い分けはけっこう気になるほうです。「こども」と書くようになったと言いつつ、ひらがなが続いて読みづらいときは、読みやすさを優先して「子ども」と書くこともあると思います。


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