女木島にレトロなデザインの映画館ができました。名前は、「女木島名画座(ISLAND THEATRE MEGI)」。
友人が中のペンキを塗るのを手伝い、実物を見てみたくて立ち寄りました。
「瀬戸芸(瀬戸内国際芸術祭2016)」の作品で、高松市生まれで米国ニューヨーク在住の画家、依田洋一朗さんによるものです。
中はこんな感じ。
依田(ヨダ)さんなので、「ヨーダ」の絵も。
レトロなポップコーンマシーン。実際にポップコーンを販売したかったそうですが、衛生許可を得るのが難しかったと聞きました。
チャールズ・チャップリンの影絵が描かれた扉の向こうに、2階へ上がる階段があります。
真っ赤な壁。友人が帽子につけていた赤いペンキはこれかぁ。
あちこちにいろんな絵が 飾られています。
またもやチャップリン。
その扉の向こうは上映室。
(映画館の中ですが、瀬戸芸の会期中はシャッター音を出したりフラッシュを焚かなければ写真撮影OKとのこと)
35席のこじんまりとした空間は、独特の雰囲気。昔のアメリカのシアターというのは、まったく馴染みのない世界ですが、好きな人にはたまらないのでしょう。
映写室の壁にも絵が。
2階席の椅子は、アメリカの歴史ある映画館の椅子を持ってきたそうです。
瀬戸芸の会期中は、短い映画を数本、連続で上映し続けていて、ぼくらが入ったときは「チャップリン」の途中でした。
そのあとは、依田洋一朗さんによるドキュメンタリー。
幼い頃からニューヨークで暮らしていた依田さんは、偶然バスで通りかかったニューヨーク42丁目のシアター群に魅了されたそうです。その後、シアター群は再開発の中で消えていき、その様子をドキュメンタリー映像にまとめた「42丁目、終焉の日々」という作品が上映されていました。
古びたシアターの内部や、シアターが重機で壊されていく様子がひたすら流れる作品です。ぼくにとっては、名前すら初めて聞くシアターばかりですが、自分の大事なものが破壊されていく無念さはわかります…。
受付の方のお話によると、瀬戸芸終了後も、 映画の上映を行っていく予定らしいです。
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