こどもを自然の中に連れ出したい。森からイオンに移動して思ったこと。



香川県まんのう町の国営讃岐まんのう公園で開催された「それゆけ!きこり探検隊!~ヒノキの間伐とキノコのホダ木管理~」のスタッフを務めたあと、自転車でイオンに行くと別世界。

フードコートはこども連れの家族で溢れかえり、あちこちで響く話し声と隣のゲームエリアの機会音で耳がおかしくなるくらい。一日に何百人(何千人!?)遊びに来てるんだろう。

まんのう公園のイベントの参加者は、親子が19人、ボランティアで来てくれた中学生が16人。この休日を室内で過ごしているこどもと、野外で過ごしているこどもの割合はどんなものだろう?

さっきノコギリを熱心に引いていたこどもを思いだし、フードコートでつまらなさそうにしているこどもを見ながら、ショッピングモールで買い物もいいけど、ぼくが子どもだったら自然のあるところに連れていってもらいたいなぁ、と思いました。

大人は休日に自分の意志で行きたいところに行けますが、こどもは有無を言わさず連れていかれたり、たいてい与えられた選択肢の中で意見を言うことくらいしかできません。実は海に連れていったら、泳ぐ才能が発揮されて、海が大好きになる可能性があるのに、誰にも海に連れていってもらえなかったために、その才能が発揮されないままになる、ということもあるでしょう。こどもたちに多様な機会を与えることは、大人の責任だと思います。

別に自然のフィールドに限らず、です。コンピュータの才能に優れたこどももいれば、人工的な造形物の美に惹かれるこどももいるでしょう。とはいえ、人間のあらゆる活動の根本には、自然とのつながりがあるはずです。感性豊かなこども時代に、なるべく大きな自然の中に身を置くことは、その後の将来に必ず生きてくると思います。

環境省の四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO)のウェブサイト(イベントカレンダー)を見ると、夏休みの時期だからか、四国だけでも毎日のようにあちこちで野外イベントが行われています。

EPOは四国以外にもいろんな地域にあり、それぞれのサイトにイベント情報が載っています。



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