香川) フェリーで女木島へ。カモメやピアノ船(?)の瀬戸芸アートにモアイに砂浜に…


香川に移住する前、家探しで来ていたときに、小豆島にも何回か行きました。フェリーで簡単に行けるので、香川に住み始めたらあちこちの島にも気軽に行けそうだと思っていたけれど、いざ暮らし始めると(綾川町という香川の真ん中の町に住んでいます)、田畑や家の改装など、暮らしのことだけでもすることが山のようにあり、なかなか島へは足を運べていませんでした。

こっちで知り合った友人が女木島でかき氷やジュースなどを出すと聞き、「行くならそういうときに!」と思って、出掛けてきました。このところ忙しかったのでちょっと遠出したい気分だったこともあり。

女木島まで船が出ている高松港は、ことでん(高松琴平電気鉄道)高松築港駅から歩いてすぐ。


女木島(別名:鬼ヶ島)まで、大人は片道370円。もっと高いのかと思っていましたが、これくらいならけっこう気軽に行けます。


朝の便は、8時か10時発で、10時発の便に乗りました(12時発もあります)。瀬戸芸(瀬戸内国際芸術祭2016)の開催期間中で、観光客が多く、船は満席で立っている人もいました(ぼくらは何とか座れましたが)。

船上から見る高松市街。高松港付近は高いビルが多く、その左手(東側)の海岸線には工場が並んでいます。


 女木島はすぐ近くで、20分くらいで付きます。


女木港に降りてすぐ目に入ったのが、このカモメ。


「あれ、ヘンやなぁ」と思ったら、本物のカモメではなく、張りぼてでした! 瀬戸芸のアートの一つらしい。遠くから見ると、一瞬、本物のカメモそっくりですが、本物のカモメは、もうちょっと間隔を詰めて並んでいることが多いように思います。

女木島はそんなに大きな島ではないので、がんばれば自転車で廻れそう、ということで、ママちゃりを借りました(時間は何も言われなかったので、おそらく1日借りて300円)。電動アシスト自転車もあり、こちらは4時間で700円です。洞窟は山の上にあるので、洞窟まで行く場合、電動自転車のほうがラクで早いと教えてくれましたが、自力でがんばることにしました。



港のすぐ横に、こんなモアイ像がありました。


なんでこんなところに?という感じですが、高松市のクレーンメーカーの「タダノ」が、イースター島のモアイを修復するプロジェクトを行ったときに、研究用につくったもので、プロジェクト完了後に寄付されたそうです。研究用とはいえ、本番同様につくっているようで、本格的なモアイ像が女木島で見られます。

その近くには、こんなアート作品も。


禿鷹墳上さんというアーティストによるもので、作品名は「20世紀の回想(20th Century Recall)」。本物のピアノかと思ったら、違いましたが、録音されたピアノ曲が流れていました。正直、「???」なアート作品もありますが、これはよかったです。


久しぶりに砂浜を見ました。裸足になって海に入ろうかと思いましたが、よく見ると濁っていて、向こう岸の工場群を見て思いとどまりました。遠くから見るときれいな砂浜ですが、近づいてみると「わーい」という気分にはなれない海の声が聞こえてきます…。


【関連記事】