インプットとアウトプットのバランス



この頃、前よりも物事が進むようになってきたと感じる。

変化の要因の一つに、情報のインプットを抑制するようにしていることがあるだろう。本や雑誌やオンラインの記事など、文章を読むのが好きなので、油断すると文字を読むことに時間を使い過ぎてしまう。情報や知識は大事だけど、それを得ることに時間を使いすぎると、自分がしたいことをしたり、つくりたいものをつくったりする時間が減っていく。

今思えば、20代の頃(もっと前も)は、知識を得ることに時間を使い過ぎていた。本ばかり読んで頭でっかちになって、ちょっと偉くなったような気になるのは危険である。とはいえ、知らなさすぎも危険ではあるだろう。おかしな話に惑わされないようにしたり、正確な判断をするには、やっぱり知識や情報は役立つ。ありきたりだけど、要はバランスが大事、ということだろう。インプット過多はNG、情報や知識をアップデートせずにアウトプット過多でも自分が更新されていきにくい…。

アウトプットよりもインプットのほうがラクなように思えば、インプットばかりしていては頭も心も重たくなってきて気が晴れない。何か書いたり(描いたり)、料理したり、必要なものをつくったり、ちょっとしたことでもアウトプットしていくと、インプットでは得られない類の元気が出てくるのが感じられる。意気込みすぎたり、頑張って無理して力んでアウトプットしていると疲れてくるが、「楽しむ程度」を忘れずに幅広くアウトプットしつづけると、疲れにくく、楽しいことが続いていくのがだんだんとわかってきた。


【関連記事】

by 硲 允(about me)