「自分のこと」を進めるために

本との付き合い方は、いつも課題。読みすぎもNG、読まなさすぎもNGだと思っている。

ぼくはどちらかというと、読みすぎに気をつけないといけない。本を読んでばかりだと、「自分のこと」が進まなくなる。本を読むのも自分のことといえば自分のことなのかもしれないけど、やっぱり、他人から発された言葉を読むばかりだと、自分がすべきこと、したいことが進んでいかない感じがする。

今の世の中、簡単に情報が手に入るので、いろんな情報を逐一追っていると、「自分のこと」が進まなくなる。SNSがそのサイクルに輪をかける。友だちの発信、気になるあの人やあの店の情報…いくらでも流れきてきりがない。そのうえ、テレビや雑誌、本、新聞…情報を追っているだけで、あっという間に人生が過ぎていってしまう、と言っても言い過ぎではないような気がする。

ぼくは油断すると網羅型になってしまうので、気にある情報を隅々から集めてきて、それに時間を使って、でも本当に役立ったのはほんの一部、ということがよくある。それはやめたいと思って、最近、だいぶやめられてきたように思う。必要な情報は案外、こっちからがんばって探さなくても、ぱっと入ってきたりする。何を求めているかがはっきりしていれば、ということだと思うけど。まずは、自分が何を求めているかをはっきりさせるのが重要なのだろう。なんかいいもんないかなぁ~というウィンドウショッピングはそれなりに楽しくもあるけど、時間をたくさん使うわりに、実りは少なかったりする。