朝からマフラーを織るある日


上の写真は、織り機に糸をかけている途中です。経糸(たていと)をかけるまでがひと仕事。あとは横糸をとんとん織り込んでいきます。経糸は、どの糸をどう使おうか、ある程度考えてから一定の長さに糸を切るのですが、その途中で、最初に思っていたのとは違うアイデアが浮かんできて、やってみないとどうなるかがわからないのが面白いです。横糸も、最初に思っていたのとは違う色を使うことがよくあります。予定していなかった色の糸が目に入って使うことになる場合もあります。糸に呼ばれた、という感じです。自分で考えて、決めつつも、相手の意思や希望も入ってくる、というのは、人間関係と似ているかもしれません。この場合、相手は糸ですが。

Berry's Lifeでのマフラー展を終えて、マフラー熱がさらに高まってきました。本数を目標にしているわけではありませんが、100本織ることは決めています。その様子は、「ひとつだけの手織りマフラー100本展ONLINE」でもご覧になれます。