オリーブの実をたくさんいただいた。どうやったら美味しく食べられるか、研究中。
真っ黒に熟したオリーブの実は、火を通すだけで食べられるということがわかった。苦味や渋みは残るけど、入れ過ぎなければほどよいスパイス感を楽しめる。
季節の野菜のエチュベに入れると、とても簡単。
パスタにもよく合う。
自家製パンに練り込んでみると、見事な美味しさに。見た目はすごいかもしれないけど。
二次発酵の時に入れると、オリーブの油分で生地が柔らかくなって、小さく丸めるには柔らかすぎたのでこんなかたちになった。
市販のオリーブの実は、苛性ソーダなどで渋抜きしているという話を聞いた。どおりで、ほとんど渋みや苦味を感じないけど、あそこまでいくと、行き過ぎだと、渋抜きなしのオリーブを食べて思った。この渋みと苦味があるからこそ、オリーブだという感じがする。
パンや焼き菓子は、このところすべて相方任せ。オリーブ入りスコーンも焼いてくれた。
スコーンとの相性も見事。甘みは入れず、オリーブに振りかけた塩けで粉の甘みを引き出す。
ちなみに、うちではオーブンを使っていないので、パンもスコーンもストーブの上で調理。クッキングペーパーは、「IF YOU CARE」のパーチメント・ベーキング・ペーパー(Parchment Baking Paper)が活躍(石油・塩素不使用、無漂白)。
渋みの効いたオリーブを食べると、首の後ろがすーっと開くような感覚がある。ちょっと大げさに言うと、異世界へワープするような…。何か不思議なパワーが宿っているのかもしれない。