一時はブログ記事を1日に5本書くことを日課とし、最近までは3本を日課にしていたが、もっと気ままに書くことにした(それでも、一日に1本は更新したい)。
本数やアクセスを気にしながら書き続けているうちに、最初の頃ほど書くのが楽しくなくなってきた。
記事を書くとなると、自分である程度納得できるものを書きたいし、つまらない記事を量産しても意味がないし、ちょっと無理してでも書いたら満足感が得られるし、日常で細かくアンテナを張り巡らせておくことができ、本数の目標にはそれなりの効果があるが、書くこと自体が楽しくなくなっては本末転倒なので、しばらくは緩やかに更新していきたい。
急用で故郷に帰り、その間、記事の本数を減らすと、急にアクセスが減った。(たいていのブログと同じように)このブログを訪れてくれる方の大半は検索経由だが、「珍妙雑記帖」を読もうとして定期的に訪れてくれている方が思いのほか多いことを知った。
わざわざ訪れてくれる方に楽しんでもらえる記事を毎日用意しておきたいという思いもあるが、まずは自分が楽しむことを心がけたい。
あるとき、相方が言ったことを思い出す。とある有名なミュージシャンが自分のために演奏しに来てくれたとしても、本人が楽しんでいなかったら悲しいと。音楽にしろ、文章にしろ、演奏する(書く)本人が楽しんでいれば、受け手にも楽しい気持ちが伝わるものだと思う。深い楽しみを味わいたければ、苦しみもともなうと思うが、自分自身が「楽しむ」ことを忘れてしまっては、作品を長くつくり続けることができなくなってしまうだろう。
とはいえ、「独りよがり」にはなりたくない。微妙なバランスをとりながら、書くことを続けていきたい。
ちなみに、そんなふうに方針を変更すると、書くのが楽しくなってきて、結局今日はこの記事が3本目(書けない日のために、一気に投稿せずに「予約投稿」に入れているけれど)。
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