早起きを三日坊主で終わらせないための方法。起きてすぐ何をするかが重要



ぼくはちょっと油断すると、すぐ「夜型」になる。

夜になると目がさえてきて、デスクワークや読書に熱中していると、なかなか眠くならない。寮で暮らしていた大学生の頃は、夜な夜な友だちの部屋であれこれ語り、寝る頃には日が昇っている、ということもよくあった(もはや「朝型」!?)。

朝、目覚めてすぐに気持ちよく起きられることはあまりない。たいてい、もうちょっと寝ていたいと思う。

一時期、声を出して笑いながら目を覚ます日が続いたことがある。フリーランスのような形で働き始めたときと、香川に移住したばかりの頃だ。よっぽどうれしかったのかもしれない。香川に来たばかりの頃は、毎日やりたいことが山のようにあり、朝目覚めるのが楽しみだった。そんなときは、朝起きるのも全然つらくない。

朝起きるのがつらいのは、その日一日、つらいことやつまらないこと、面倒なこと、厄介なことなどが予想されるからだろう。こどもの頃、楽しみにしていた遠足の日は一瞬で飛び起きたし、大人になってからでも、楽しみがある日は楽々と起きられる。

夜型が続くとだんだん体に疲れがたまってくるように感じるので、時々早起きを試みる。しかし、三日坊主で終わることが多かった。もっと長く続くこともあるが、どうも無理している感があり、かえって疲れがたまり、無理やり早起きするのをやめてまた夜型に戻ることもあった。

最近、1週間以上、無理なく早起きが続いている。

今までと違うのは、朝起きてすぐに外に飛び出し、庭や畑で過ごすこと。

外にでると一瞬で眠気が吹き飛ぶ。草を刈り始めると、体と頭が動きだし、朝飯前にずいぶん作業がはかどる。

朝日を浴び、朝の空気を吹い、朝露でぴかぴか輝く植物と触れあい、鳥たちの喜びの歌声を聞く。早起きしてよかった、と思う。

これは朝しかできないので、目覚めたときにもっちょっと寝ていたいと思っても、がんばって起きられる。(読書やパソコン仕事ならいつでもできるので、まぁいっか、となりがちだけど)

ちょっとがんばって起きてでも、庭と畑に出て家に戻ると、早起きしてよかったと思うことがわかっているので、起きようと思える。それに、こういう朝の過ごし方をしていると、早起きで疲れがたまるどころか、やることの多い日が続いても、疲れがたまりにくいことがわかってきた。庭と畑で心や頭の疲れがリセットされ、体も癒される。

都会暮らしで庭や畑がなくても、近所の公園を散歩して植物と触れあえば、同じような効果があると思う。プランターの植物に水をやり、声(想い)をかけてあげるのもいいと思う。そして、窓を開けて朝の空気を思い切り吸う。都会でも鳥の声は聞こえる。

昨日の朝、庭で草の手入れをしていると、ヤマガラの鳴き声が聞こえた。最近、ヤマガラと縁があり、人間になついたヤマガラたちと2回出会った。ヤマガラは人なつこく、てのひらに乗せたヒマワリの種を食べにきて手の上に乗る。なついた人間の手にしか乗らないのかと思ったら、ぼくの手にも乗ってくれた。うちの庭にも巣箱を設置してみようかと考えている。


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