最近、Facebookで投稿する人が減ってきたように見える(ぼくの周り以外はわからないけれど)。
SNSは、つながりが増えすぎるとだんだん投稿しづらくなるところがあるように思う。日本では一時はmixiのほうが人気だったけれど、だんだんFacebookに移り、今から10年後には別のプラットフォームが主流になっているかもしれない。
ぼくは新しいもの好きなので、mixiもFacebookも初期の頃から登録して、気まぐれに投稿してきた。ブログも大学生の頃から始めて、気まぐれに書いてはすぐに別のブログに引っ越ししてきた。
今思えば、あちこちに書き散らさずに一つのブログに書きためてくればよかったと思う。
SNSに書くと、退会すれば投稿は見られなくなるし、検索で読んでもらえることも少ない。人気のSNSはバトンタッチしていくけれど、ブログならそういう流行を気にせずに育てていける。
SNSの場合、広告収入は基本的にユーザーに回ってこず、コンテンツを無料でそのSNSに提供していることになる。ブログの場合、広告をつければその収入はコンテンツをつくった人にも回ってくる。大学生の頃から毎日ブログを書いていれば、ぼくの今のようなお金のあまりかからない暮らしなら、ブログだけで生計を立てていけるくらいになったかもしれない。SNSの投稿はたいてい、すぐに消費されて終わりだけれど、ブログ記事は一種の「資産」になり得る。
ブログの場合、デザインやコンテンツを含め、自分らしい空間をつくっていけるのもいい。mixiにはmixiの雰囲気があるし、FacebookにはFacebookの雰囲気がある。無意識のうちに、その雰囲気に合わせた内容の投稿をするようになりがち。その雰囲気が好きならいいけれど、あまりしっくりこないなら、自分から好き好んで入り浸る必要はないと思う。
とはいえ、SNSが登場してからは、人気のSNSに投稿しないとオンライン上に「いない」ものとみなされがちになってきた。SNSが今ほど盛り上がっていない頃は、友人や気になる人のブログを「お気に入り」に入れて順番に見に行ったものだけど、最近は友だちや知人のアップデートやニュースをSNSだけでチェックする人が多いのではないかと思う。
自分が書いたものを多くの人に読んでもらいたければ、ブログに書いて、それをSNSで自分でシェアするという方法もある。ぼくはブログの投稿をtwitterでシェアしているけれど、Facebookではほとんどシェアしていない。Facebookはぼくには狭苦しく精神的圧迫を感じる場所になってきた。同じように感じている人も増えてきているのか、instagramやnoteに移ってきている動きも見られる。
ブログを時間をかけて育てていきたい場合、終了しそうにないブログサービスを選ぶのも重要。このブログで使わせてもらっているBloggerは当分大丈夫だろうとは思っている。独自ドメイン(ブログサービスが提供するものではなく、自分オリジナルのURL)を取得すれば、ブログサービスの生存に関わらず、書いた記事を同じURLでずっと維持できる。レンタルサーバーも借りるとなると、ドメイン代とレンタルサーバー代がかかり、セキュリティ対策もある程度自分で行う必要があるようなので、ぼくは無料のBloggerを使い続けている(独自ドメインにしたほうがいいのだろうかと時々迷うけれど)。
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