Spotify(スポティファイ)に思う、ネット上に漂う「気」について

Spotify(スポティファイ)という音楽アプリがあるのを相方から聞いてぼくも無料プランに登録してみた。登録されている音楽を、毎月制限時間内で自由に聴ける。


ぼくはスマホを持っていないけれど、スマホで見るとこんな感じらしい。

これを使って音楽を聴いてみて思ったのは、「オンラインでもその場その場に気が漂っている」ということ。

感じ方は人それぞれだけど、ぼくはYouTubeよりもSpotifyで音楽を聴くほうが気分がいい。再生中の音楽にしっかりと向き合える感じがする。YouTubeはコメント機能があったり、コミュニケーション機能がいろいろあるのも大きいだろう。Spotifyでも、自分がつくった再生リストを誰かと共有したりすることもできるけれど、基本的には「自分の空間」という感じがする。デザインの違いもある。Spotifyの画面は黒を基調としたシンプルなデザインで、見ていてイヤな気分にならない。

音楽療法というのがある。音を聴いて身体や心を癒すというものらしい。前に、YouTubeにそういう効果があるとされる音楽がアップされていて、その説明として、いろんな人が再生していてその人たちの気が入るので、CDほど純粋な効果がないと書かれていた。そんなことがあるものかなぁと思ったけれど、たしかにそういうことはありそうな気がする。人間の気や思い(想い)というのは距離を越えて伝わっていくものだと思う。

Facebookにしても、独特の雰囲気ができあがっている。人間はたいてい、意識的・無意識的に、その場の雰囲気に合わせて行動したり発言したりする。ぼくはFacebookの雰囲気があまり好きではないので、最近はほとんど投稿しなくなった。

オンライン空間にいるとき、物理的な身体は安全ゾーンを確保しているので、オフラインで行動したり誰かと接するときに比べて気持ちのコントロールが疎かになりやすい傾向があるように思う。SNSのタイムラインを何となく流し読みしていると、自分の準備や態勢が整っていないところにいろんな情報が入ってきて、気持ちが乱されてしまうことがある。

ネット空間でもオフラインでも、人が集まっているところに行ってなんとなく過ごすのではなく、自分の軸を自分でしっかり定めておきたい。


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by 硲 允(about me)
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