有機材料にこだわる「風と光」のベーキングパウダーで蒸しケーキと野菜まんをつくる。


最近初めて買った、「風と光」のベーキングパウダー。

こだわりの材料で、有機コーンスターチ、酒石酸(有機濃縮ぶどう果汁由来)、重曹(炭酸水素ナトリウム)でできています。

商品説明につくり方の簡単な説明が書かれていて、有機濃縮ぶどう果汁を乾燥させ、粉末化し、それからミキシング、充填、金属探知機でチェックしたところに、有機コーンスターチと重曹も加えて梱包するようです。

このベーキングパウダーを使って、相方がさっそくいろいろつくってくれました。


キャロブ入り蒸しケーキ。商品説明では小麦粉に対して2%入れると書かれているのですが、それだとあまり膨らまなかったので(それはそれでしっとりとして美味しかったのですが)、次回は多めに入れたらしっかり膨らみました。


小麦粉と玄米粉、甘酒と豆乳をこねた生地の肉まん風「肉無しまん」もふっくらと蒸し上がりました。

ベーキングパウダーが風味にどう作用しているのかはよく分かりませんが、両方とも美味しく仕上がり、満足。


いつも、ベーキングパウダーというと、ラムフォードのアルミニウムフリーのベーキングパウダーを使っていました。



こちらの材料は、第一リン酸カルシウム、重曹(炭酸水素ナトリウム)、 コーンスターチ(非遺伝子組み換え)。

これら二種類のベーキングパウダーの材料を比較してみると、重曹は両方で使われていて、コーンスターチは「風と光」が有機、「ラウムフォード」は非遺伝子組み換え(「風と光」も、有機のコーンスターチを選ぶくらいなので、おそらく非遺伝子組み換えなのではないかと思います)。

一番の違いは、「風と光」では有機濃縮ぶどう果汁由来の酒石酸を使っているのに対して、「ラムフォード」では第一リン酸カルシウムを使っていることです。

酒石酸は、ぶどうやワインにたくさん含まれる有機化合物で、安全性については、Wikipedia情報では下のように書かれています。
「疲労を回復する」、「整腸作用がある」などといわれているが、ヒトでの有効性・安全性については科学的に信頼できる十分なデータがない。ラットを用いた実験では、リン・カルシウムの腸管からの吸収を阻害するというデータが得られている。
第一リン酸カルシウムも、摂りすぎるとカルシウムの吸収阻害を引き起こすとの話がありますが、しっかりとしたデータは見当たりません。

第一リン酸カルシウムはどうやってつくられているのか分からず、ぶどう由来の酒石酸のほうが何となく安全そうな気はします。

ベーキングパウダーを使うなら、なるべくリスクの少なそうな商品を選びたいものですが、時間に余裕があるときは、レーズンや酒粕などでおこした自家製天然酵母で膨らますのが一番安心です。







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by 硲 允(about me)
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