古民家改修(DIY)の記事まとめ。床張り、壁塗り、瓦の雨漏り修理など

2014年に東京から香川に移住し、築60~70年の古民家をお借りして暮らしています(今はもっと最近建てられた離れも)。

以前から古民家のセルフリフォームに興味があり、幸い、自由に手を入れていいと大家さんが言ってくれているので、少しずつ直してきました。

古民家改修(というほど大したものではないですが)に関する記事をいろいろ書いてきたので、まとめておきたいと思います。


古民家の廊下の床を張り替える


廊下のマットが汚れていて、マットと接着剤でくっついていたその下の床も汚れていたので、上から床を張りました(ちょうど一段凹んでいたので、元々の床を剥がさずに済みました)。廊下などを荒く修理したいときは、羽目板を買わなくてもSPF材や杉板などを並べるだけ、というのもありだと思います。
詳しくは↓
SPF材で廊下やトイレの床を張りました。SPF材は無垢材なのか?


古民家の壁に漆喰を塗る


次に取り掛かったのが、壁の漆喰塗り。壁がボロボロになって剥がれてきていたり、柱や天井との間に隙間ができて虫が入りやすくなっていました。住み始めた最初の年は、暖かい時期になるとムカデが毎日のように登場してひやひやしていましたが、壁を塗って隙間を埋めることでだいぶ減りました。漆喰塗りは初めてで、最初は床に漆喰をボトボトと落としながらでしたが、だんだん練り加減や塗り方がわかってきて、素人でもそれなりに塗れるものです。詳しくは↓
古民家の漆喰塗り。高知石灰工業の「白亜」がお気に入り


古民家の網戸を手づくり


何よりも優先順位が高かったのが、虫対策。夏、暑くて窓を開けたいけど、網戸がなくて虫の侵入がおそろしく、網戸ができるまでは虫対策優先で、窓を締め切って暑さを我慢していました。家自体が少し歪んでいるし、網戸を入れるフレームもないし、市販の網戸を簡単には取り付けられないので、木で枠をつくり、網をはめる溝を彫刻刀で彫って、自分でつくりました。開閉できませんが、虫が入ってこれず、風が通って涼しくなったので満足。作り方など詳しくは↓
古民家の網戸を手作り。案外簡単!(時間さえかければ・・・)

上の記事で紹介している方法だと、市販の網戸のようにフレームに専用のゴムで網を固定でき、網が破れても簡単に取り替えることができるのですが、溝を彫刻刀で掘るのがなかなか大変だったので、もっと簡単なバージョンもつくりました↓(網の交換はこっちのほうが面倒ですが)。
古民家の網戸づくり(網を板で挟む簡単バージョン)


古民家の屋根の雨漏りを修理する


古民家には雨漏りがつきもの。お借りしている家は雨漏りの修理はしてくれていたので、住み始めた頃は大丈夫でしたが、5年目に雨漏りしました。屋根に登ってみると、瓦がボロボロに傷んでいて、これはどこがいつ雨漏りしてもおかしくないなぁ…という状態でした。瓦の雨漏りの修理方法は、ネットで検索してもいろいろと情報があり、道具を揃えれば案外簡単に直せました。自分で直せるとわかっていれば、いつ雨漏りしても安心!修理方法など、詳しくは↓
古民家の屋根の雨漏り修理。屋根瓦漆喰で簡単にできた。


古民家の倉庫の屋根(カーポート)の波板を張り替える


倉庫も雨漏りしました。波板を修理するのは初めてでしたが、案外簡単にできました。波板を扱えるようになっていれば何かと役立ちそうです。詳しくは↓
倉庫の屋根(カーポート)の波板を張替える。DIYでも案外簡単


古民家を借りる(買う)ときのチェクポイント

どういう暮らしがしたいか、どれくらい自分でリフォームしたいか、などにもよりますが、古民家で暮らしてみて、借りる(買う)ときのチェックポイントをまとめてみました↓
古民家を借りる(買う)ときのチェクポイント16個。

ぼくは壁塗りなどを体験してみたくて、自由に手入れさせてもらえるならどんなにボロボロでも問題なし!と思っていましたが、いざ住み始めてみると、いなか暮らしは畑仕事など日々の仕事が山のようにあり、思ったほど簡単には進まないものです。常に改修中、という感じで、なかなか落ち着きませんが、自分で少しずつ直して暮らしやすくしていくのは楽しいものです。


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by 硲 允(about me)
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