SPF材で廊下やトイレの床を張りました。SPF材は無垢材なのか?


お借りしている家の廊下。マットやその下の木材がかなり汚れていたので、マットを剥がし、もともとの床の上に木材を張りました。

使用したのは、近所のホームセンターで売っているSPF材(1×4)。

SPF材とは、spruce(えぞ松)、pine(松)、fir(もみ)の頭文字から付けられた名称で、主にカナダから北米の山脈地帯に生育している木材を使用しているそうです。

SPF材が床材として使えるかどうか、ネットで調べてもいまいちわからなかったのですが、やってみたところ、廊下やトイレの床には十分な出来映えになりました。

敷き詰めて釘やビスで留めただけです。

もともとある程度の反りがあり、床に張った後で反り返ってくることもあるので、ところどころちょっと浮いていますが、それほど気になりません。気になるようであれば、局所的に釘やビスで留めるところを増やせば解決します。

近所のホームセンターで販売されているSPF材は、その時々でものが違い、時々、FSC認証マークがついた製品が売られていることもあります。FSC認証とは、森林管理協議会(FSC)が適切に管理された森林から伐採れた木材(あるいは木材由来の製品)に与える認証です。

SPF材というのは、DIY情報誌などでは「無垢材」として取り上げられていることもありますが、どうなんでしょうか。FSC認証マークが入っているものは、表面に何も塗装されていないように見えますが、FSC認証がついていないもので、もにによっては表面がツルツルしている製品があり、無垢材ではなく何らかの加工をしているように見えます。どんな加工をしているのか、あるいは、防かび剤などが使用されているのかどうか気になるところですが、ネットで検索しても情報がでてきません(ご存知の方がいましたら、教えていただけるとうれしいです)。

追記(2019年2月25日):
その後、窓に接したあたりの床に雨があたって少しカビてきました。柿渋を塗るなど、何らかの対策をしておけばよかったです。

板を並べただけなので、隙間にゴミやホコリが入るのが少々難点ですが、スリッパを履いて歩く廊下なのであまり気になりません。

SPF材は、安価で狂いが少ないのでDIYで使いやすいですが、高温乾燥で木の香りがほぼ完全に抜けてしまっているのがもの足りないところです。

今やり直すとすれば、杉の安い板材を使って、なるべく自然素材の何らかの防腐塗装を施します。



by 硲 允(about me)
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