ツクシの季節。庭でおしゃべりしながらはかま取り…平和な時間です。

近所でツクシが出始めました。

見ると食べたくなるのですが、生えているのは、毎年近所の農家さんが除草剤をまいているところばかり…。除草剤の成分を吸い上げてそうなので、摘んで食べる気にはなれず、見て楽しむだけにしていました。

お借りしている田畑でも一年目はツクシがたくさん生えていたのですが、だんだん生えてなくなってきました。ツクシは土が酸性に傾いている場所によく生えると聞いたことがあります。自然農を始めて今年で3年目…土の性質が変わってきたのでしょう。

ツクシのことを忘れていた頃に、友人たちがツクシを持って遊びにきてくれました。


何ともかわいい形をしていますね。大学生だった頃、ぼくはアルバイト先の塾で教えていた中学生たちに「ツクシ」と呼ばれていたことがあります。頭の形がツクシに似ていたらしいです。


2日前に摘んだときは、ほとんどが上の写真の奥のように傘が閉じていたそうですが、だんだん手前のように傘を開いてきたそうです。当然ながら、摘んだあともツクシは生きています。


ツクシを囲んでみんなでハカマ取り。一つひとつ丁寧に作業しないと、慌てるとちぎれてしまいます。一人でやっていると飽きてしまいそうですが、おしゃべりしながらだとあっという間。

友人に教えてもらって初めて知りましたが、ツクシの茎(?)の断面って、よく見るとレンコンのようになっています。


上の写真で数えてみるとわかりますが、断面の空洞が9つに分かれています(真ん中に1つと、その周りに8つ)。

日が暮れて手元を明かりで照らしながら作業をもう少し続け、はかま取り完了。

友人がごま油で炒めてくれ、部屋中に香ばしい香りが広がりました。ご飯のおともに最高です(食べるのに夢中で料理の写真を撮り忘れました)。弱火だとぺしゃっとなってしまいますが、強火で炒めるとしゃきっと出来上がるようです。