焚き火でコーヒーの自家焙煎。星空の下、焚き火を囲んで語らう時間。


庭で刈った笹を、ぼくが田んぼに行っている間に相方が燃やしておいてくれました。焚き火をすると、ただ火を焚くだけではもったい気がして、何かしてくなります。

昨日は焚き火でお茶を焙じましたが、今日は焚き火でコーヒーを焙煎しました。焙烙(ほうろく)が大活躍です。

東京の国分寺にある珈琲焙煎店「ろばや」さんから送ってもらった無農薬の生豆を使いました。久しぶりなので、豆を入れ過ぎてしまいました(煎っていると豆がふくらんでくるので、その分を考慮した分量を入れないと、焙烙を手で振っているときに豆が飛び出したり、均一に熱を加えずらかったりします)。

とはいえ、ガスの青い高温の火に比べて、焚き火の火は広範囲に熱が届きやすいので、火加減さえ上手く調節すればやりやすいです。

自分で焙煎すると、自分好みの煎り具合(ぼくは深煎りが好き)に調整できるのがいいです。最初の頃は、浅煎りすぎて胃を痛めたり、深く煎り過ぎてほとんど炭のようになってしまったり、失敗を何度もしましたが、だんだんコツがつかめてくるものです。


同じ敷地内の別の家に住む友人も誘って、コーヒーを片手におしゃべり。3月は、新しい出発に向けた季節。お互いにこの1年を振り返ったり、これからのことを語ったり。

気が付けば真っ暗。


曇り空に星も出てきました。外は冷えますが、焚き火の周りはあたたかい。「このあったかさは温泉に入ってるみたいだねー」と話しました。


赤く光る炭でにっこりした顔をつくろうとしましたが、失敗。

灰をかぶせてお開き。

「そうそう、この間、焚き火した翌朝、灰の上に鳥が座ってたで」
「鳥も温泉にやって来たんだね」

明日もやって来るでしょうか。