「庭」という風情ではありませんが、上の写真、お借りして住んでいる家の庭の一部です。
1年半くらい前に、この一帯の笹を草刈り機で刈ったのですが、地面にいろいろなゴミが落ちていて、草刈り機の歯にネットが絡み付いて大変だったので、今年はちょっとずつ鎌で草刈りしながらゴミを拾い集めることにしました。
草刈り機を使うと、草刈りしながら同時にゴミを集めるのが難しく、手作業のほうがやりやすいです。
ビンのフタから軍手、農業用のネット、櫛・・・いろいろ出てきます。厄介なのは、プラスチックやビニールのゴミ。劣化していると触れるとすぐにボロボロに細かくなって、拾い集めるのが大変です。石油由来の製品が土に返らないことを思い知らされ、プラスチックやビニールのものは、なるべく使いたくないなぁと思いました。
笹は腰くらいまでの高さまでしか生えていませんが、途中まで刈り進めると、心地よい風が顔を撫でて吹き抜けました。先日、物置の整理をしていたときにも、不要なものを撤去して空間ができると同じ風が吹き抜け、この心地よさは何ともいえないものがあります。風自体は、日常的に吹いているものと変わらないのかもしれませんが、自分が空間を整えたことによって吹くようになった風というのは、特別に感じられます。
風や空気や水の通りをよくすることの大事さを学んだ矢野智徳さんの「大地の再生講座」(@広島)を思い出しました。
矢野智徳さんの「大地の再生講座」(in 広島)に参加しました - 珍妙雑記帖
去年はモクレンが夏中、笹に覆われていたためか、花を咲かせましたが、去年より元気がありません。
笹を刈り、ゴミを整理し、空間を整えれば来年は元気を回復するでしょうか…。