一人の人間の中から生まれる感情も「多様」です。怒りや悲しみや嫉妬心など、無いほうがラクに生きられるのではないかと思えるようなものもありますが、あらゆる感情は、何らかの役割や存在意義があるはずです。生存のためか、はたまた…
などと考えていると、一人の人間に備わった「多様性」というのは、その人間による「創造」の多様性を高め、自由に創造していけるようにするためでもあるかもしれない、という考えが浮かびました。
楽しかったり、うれしかったり、ポジティブな感情も創造のエネルギーになりますが、怒りや悲しみや嫉妬心など、ネガティブな感情も創造のエネルギーになります。
ただし、自分自身でネガティブに捉えている自分の側面や、ネガティブな感情というのは、扱い方が難しい。慎重に扱わないと、創造性の低下や、場合によっては破壊を招くことになりかねません。
しかし、ネガティブな部分を含めて、自分のあらゆる多様性は創造のために生かしていけばいいんだ、と思うと、そもそもネガティブだと考えていたものをポジティブに捉え直すことができたり、どうしてもネガティブにしか捉えられないものでもそれをうまく生かしていったりする手掛かりになるのではないかと思いました。