オーガニック食品や自然食品は贅沢品? いや、むしろ節約になります。

うちの畑で育った野菜

有機栽培や自然栽培の野菜や、素材にこだわった無添加の食材を贅沢な高級食品だと思っている方もいるでしょう。

故郷の和歌山のスーパーに行ったとき、「無農薬野菜」の小さなコーナーを見つけたのですが、値段があまりに高くて(他のコーナーの野菜の1.5〜2倍くらい?)びっくりしました。これじゃあ、贅沢品だと思われても仕方ないなぁという感じ。しかも新鮮じゃなさそう・・・。

ぼくも東京の自然食品店に通い始めた頃、近所のスーパーに比べて高いなぁと思っていましたが、今では、本当にいい素材を使って丁寧につくられているものなら高いとは全く思わなくなりました。

実際、農薬や化学肥料や添加物に頼っていない自然に生み出された素材を使い始めると、料理がだんだんシンプルになり、品数も少なくて満足するようになり、かえって無駄な出費が抑えられます。

昔はスーパーで、ソースやマヨネーズやドレッシング、鍋のもとなどをよく買っていましたが、今では調味料は普段、塩と醤油と味噌があれば十分。野菜がおいしければ、そういうシンプルな味付けのほうが素材の味がよくわかり、塩で炒めるだけで最高です。ときどき違った味付けを楽しみたいときは、カレー粉やザータル(パレスチナの香辛料)などを加えます。



玄米を食べるようになってから、食事がさらにシンプルで済むようになりました。玄米は白米に比べてビタミンなどの栄養価が高いこともあり、おかずがちょっとで満足します。

無農薬の野菜を食べ始めてから野菜の美味しさを知り、お肉を食べたいと思わなくなり、さらに節約になりました。魚は時々(週に1〜3回くらい)食べます。

ここ数年、歯医者以外、病院に行っておらず、クスリも飲んでいないので、治療費や薬代が要らなくなったのも考えると、さらに節約になっています(以前はしょっちゅうヘンな病気をして病院に通っていたので…)。

「節約」というのは、結果的なことで、とにかく、人工的なヘンな食べものをやめてから、明らかに健康になり、毎日が楽しくなりました。辛い思いをして病院やクスリにお金を払うなら、ちょっとくらい高くても「本物」の食材を買うほうが、人生、幸せになると思います。


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto)
instagram(@makoto.hazama