「台北カフェ・ストーリー」観ました。物々交換は難しい?

相方や友人と、自主上映会の企画を進めています。まずは、気になる映画の試写会を、ということで、一本目は「台北カフェ・ストーリー」。

台北でカフェをオープンした台湾の姉妹が、カフェで物々交換を行うアイデアを思い付き、そこからいろんなストーリーが生まれる話。




映画を観たあとで、参加者みんなで物々交換ができたら楽しいかも、と思っていたのですが、そういう雰囲気になる映画ではないことがわかり、この映画の上映会はなしになったのですが、物々交換を取り入れたイベントができたら楽しそうやねぇという話になりました。

東京に住んでいた頃、「xChange(エクスチェンジ)」という服の交換会に2回ほど行ったことがあります。思い入れがあるけれど捨てるのはもったいない服を持ち寄って交換します。「エピソードタグ」というのがあり、その服にまつわるエピソードやもらい手へのメッセージなどを書いたタグをくっつけておく仕組みになっていて、「お金」ではない「思い」のやりとりができるように工夫されています。

面白いアイデアだなぁと思うのですが、会場の様子を見ていると、衣服関係の業者らしき男性が女性用の服を大量に持ち帰ったり、我先にとバーゲン会場で服をあさるようにがっついたり、残念ながら「思い」のやりとりどころではない様子も見られました。2回とも、服を持っていったけど、交換したい服が見つからず、残念な気持ちで帰った記憶があります。

ずるしたり不公平が生まれたりするのを防ぐために、値段を付けて交換するという方法も考えられますが(映画でもそのことが議論されていました)、そうすると「思い」の交換という魅力が薄れてしまう、という問題もあり、難しいところです。

ぼくが参加した「xChange」では、衣類を1点持っていけばいくつでも気に入ったものを持って帰れる仕組みになっていましたが、1点につき交換できるのを1点に限定し、本とかCDとか、1点の値段の差があまり無いものだといいかも、というアイデアを相方が思い付きました。

「物々交換じゃなくても、交流ができたらいいんよねぇ」と相方。

ぼくも同じことを思っていました。物々交換を通じて、普段の暮らしでは接点のない人とのつながりが生まれたり話をしたり、そういう場ができたら楽しそうだなぁという思いがあります。別に、物々交換でなくてもいいわけです。

どんな人でも気軽に参加できて、楽しめるような場・・・何か考えていきたいと思います。まずは近々、自主上映会を開催する予定です。