初めてつくったミニソーラ—発電システム。ケータイや乾電池の充電や照明に。

普段の電気代はだいたい月500円台だという記事を書きましたが、そこででてきたソーラ—発電システムについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。


いつも、このような状態で玄関先に設置していて、ケーブルが玄関の隙き間を通過して伸びて、家の中のバッテリーにつながっています。



これは、まだ東京で暮らしていた2013年の秋に、「武蔵野はらっぱ祭り」というイベントで「トランジション・タウン小金井」によるワークショップで教えていただきながら作ったものです。

使用しているソーラ—パネルは20ワットのもので、晴れた日なら、これでケータイを2回ほどフル充電できるくらいの出力のようです。蓄電池は、オートバイ用のもの(密閉型・充電容量9Ah)を使用。

ケータイの充電には、直流12ボルトの電気を変換できるUSBアダプター(カー用品として売られています)を使っています。最近はUSBアダプターで充電できるものがいろいろ増えてきているので、用途が広がります。上の写真の右下に見える白いものは、乾電池用の充電器(panasonicのもの)で、これもUSBアダプターに接続して使っています。

東京のアパート一室を照らすには、このソーラ—発電システムにつないだLED照明だけで十分でした。

ソーラ—発電システムをはじめて自分で組み立て、LEDライトを光らせたりケータイにつないで充電ランプが付いたときは感動したものです。

ワークショップを担当してくださった斉藤円華さんが、当日の様子を詳しく記事に書いてくれています

ぼくの感想も掲載していただいています。

「自宅に小さなソーラーシステムを導入したいと思いつつ、本を読んで勉強してもわからないことだらけ。なかなか実行に移せずにいたところ、近所の公園でワークショップが開かれることを知り、大喜びで申し込みました。
晴れ空の下、初めて見る機械類や道具を前にして、部品の組み立て方やその目的などを丁寧に教えていただきました。手と目と頭をフル稼働させ、つくり方を覚えました。
初めてひとつのソーラーシステムを完成させ、バッテリーにつないだLED電球に光が灯ったときの感動は、今でも鮮明に覚えています。この喜びをみんなで分かち合えるのも、ワークショップならではでした。
その後、自宅では、この20ワットのパネルのソーラーシステムで発電した明かりで夜を過ごしています。トイレの照明も乾電池式のものに切り替え、乾電池もソーラーシステムで充電しています。
ソーラー発電した明かりの中で過ごしていると、不思議と心が落ち着きます。今までが明るすぎたのか、夜、家の中にいても外の闇が感じられ、それは心地よくもあります。昼間は、太陽の光のありがたさをこれまでにないほど感じられるようになりました。発電した電気を無駄にしたくないから、夜はなるべく早く寝るようになり、太陽のリズムで生活していると体の調子もよくなってきました。
家にやってきた小さなソーラーシステムに、日々の暮らしをこんなに楽しくする力があるとは。ソーラーの力で初めて電気を灯した日から今も変わらず、そのワクワク感を感じながら毎日を過ごしています」

東京のアパートでは、このようにベランダに設置していました(雨の日は取り入れる必要がありました)。


初めてつくったソーラ—システムなので、「イチロー」と呼んでいます。