It came from outer space / hubble_esa |
結局は、「何を生み出すか」。最近、よくそう思います。「自分が何を生み出したいのか」、と考えると、いろんなことがすっきりしてきます。
「生み出す」という言葉を聞いて、何を想像しますか?
芸術作品とか、アイデアとか、製品とか、人によっていろいろだと思いますが、ここで言う「生み出す」というのは、人間の思いや考えや行動などによってこの世に創造されるあらゆるものを指します。
誰かにひとこと、何かを言うのも創造です。それによって、相手の心に何らかの感情が生まれたり、相手の頭に何らかの考えが浮かんだりする。また、そのひとことを言った人自身、その瞬間に何らかの感情が生まれます。そうして相手と自分に生まれた感情や考えが、その瞬間だけにとどまらず、そこから連鎖して別の何かを生み出していく。
誰に何を言えば、何が生まれるのか、人間はある程度想像することができます(予想外のものが生まれることもありますが)。だから、何を創造したいかがはっきりしていれば、どういう言葉を発すればいいかがわかってきます。「想像」を道具として「創造」していくわけです。
もし、想像が外れて、自分の創造したくないものを生み出してしまったら、今度はそれを修正するようなものを創造していくことができます。「創造」というのは、ゼロに近いところから何かを生み出すだけではなく、既に生まれて形を成しているものに変化を加えていくことも含みます。また、既に生まれているものを消し去って別のものに変えていくことも創造です。
人間は創造する生きものです。誰にも創造する力があります。自分の創造力をどう発揮していくか・・・それが人間にとっての根本的な課題だろうと思います。
今日、何を創造したでしょうか? 明日、何を創造したいですか? 結局は何を「生み出すか」・・・そう考えるとすっきりし、ワクワクしてきませんか?