By btr
ぼくが住んでいる香川県綾川町の隣町、まんのう町では、若者の定住を促進しようと、満40歳以下の人がまんのう町内で新築や中古の住宅を取得するときに費用の一部を補助する制度があるそうです。
金額は、住宅を新築する場合、または建売住宅を購入する場合に 住宅取得費の5%(契約相手方が町内事業者の場合は上限150万円、 町外事業者の場合は上限100万円)。中古住宅を購入する場合は、 住宅取得費の5%(上限50万円)。
詳しくはこちら(まんのう町若者住宅取得補助事業)。
一見、何やらよさそうな話に見えるのですが、まんのう町に住む建築士の方の話では、その結果、一部の地域に人気が集中し、田畑をどんどん宅地化しているという問題があるとのこと。過疎化している地域の問題解決にもつながっていない、と。
町からすれば、住宅の取得時に補助金を与えても、長期的に見れば税収で補えるそうですが、それによって田畑がどんどん失われるような結果になっては、町の魅力が失われます。
綾川町でも、ぼくが移住してからの2年間でも、近所に新築がどんどん増えています。空き家がたくさんあるのに、これをもっと活用していけないものかと思います。町が補助金を出しておしゃれにリノベートして移住者に安く販売・賃貸するとか。
それにしても、好みは人それぞれですが、住宅の密集したようなエリアに住みたがる人が多いのが不思議です。イオン綾川店の近所にも団地が増えています。イオンが近いから「便利」、ということで人気なのでしょうか。その辺りは田畑がどんどん破壊され、今後ますますそれが広がり、そのうちコンクリートジャングルになりかねません…。車でちょっと行けば、もっと空気がきれいで、緑が多くて、星の見える場所があるのに。
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by 硲 允(about me)
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