藍の種を蒔く。徳島市文化振興公社の藍染通信文化講座を受講

藍染めに前から興味がありながら、なかなか始められずにいたのですが、徳島市文化振興公社の「藍染通信文化講座」の案内を見て、これならできそうだと思って申し込みました。

藍染めを通信で学べる講座というのは初めて知りました。テキストやガイドブック、藍の種などの教材が送られてきて、受講者の畑で藍を育て、テキストやガイドブックを見ながら藍染めにチャレンジできるようになっています。わからないことは質問用紙を使ってきくこともできます。

講師は、自然染色研究家のアキヤマセイコさん。藍染めに20年近く取り組むなかで、生葉の煮出しによって赤色が染まることに気づき、その後、研究を繰り返した結果、自然発酵かつ媒染剤無しで赤や紫、灰、茶、緑色なども染められるようになったそうです。この講座では藍の生場で七色を染める方法も教わることができるそうで、楽しみです。

まずは種まき。苗代づくりです。藍の栽培に失敗すると染めるどころではなくなるので、気合いが入ります。


届いたのは、「千本」と「ちぢみ」という2種類の品種。



表土を削り、種をばらまきます。



草をかけます。


防鳥ネットをかけて、これでひと安心。以前にも藍の種を蒔いたことがありますが、芽が出ませんでした。どうやら、藍の種は鳥が好きだそうで、食べられてしまったのでしょう。今回、ネットをかけていても、くちばしが届くところは一部、食べられて殻が散乱していました。

2週間後くらいに、発芽しました!


写真だとわかりにくいですが、茎が赤いのが特徴です。


ある程度大きくなるのを待って、移植します。

なかなか大変ですが、どんなふうに育つか、どんな色に染まるか・・楽しみです。


by 硲 允(about me)