ぼくはケータイは基本的に不ケータイなことが多いし、昔からのパカパカケータイ(フィーチャーフォン)を使っていて、電話さえ通じれば事足りるのだけど、世の中は次から次へとテクノロジーの歩を進め、2019年からは携帯電話の新しい通信規格「第5世代移動通信システム(5G=ファイブジー)」のサービスが部分的に開始され、2020年から本格的な開始される予定らしい。
5Gは、ケータイ以外にも、監視カメラ、重機の遠隔操作、自動運転、農業、防災などでの利用などが想定されているらしく、便利な面もたしかにあるんだろうけど、リスクも懸念されています。
NPO法人 市民科学研究室・環境電磁界研究会のウェブサイトで詳しくまとめてくれています。
これまでも、ケータイ端末や、携帯電話基地局からの電波が人間やその他の生物に悪影響を与える可能性を示唆する研究がたくさん報告されていて、国際がん研究機関(IARC)は、電波を「ヒトに発がん性があるかもしれない(2B)」と評価しているとのこと。
5Gでは、従来のケータイよりも高い周波数の電波が使われるらしく、そうした電波はこれまでよりも到達距離が短いため、携帯基地局1基あたりがカバーするエリアが小さくなるという。5Gの基地局1基から電波が届く距離は約100mが限界で(既存電波は3~4km)、あちこちで利用可能にするためには、既存の100倍程度の数の基地局の設置が必要になるらしい。
それだけでもおそろしい話です。ぼくは電磁波に過敏なほうで、基地局に近づくと頭痛がします。特に東京に住んでいた頃は、基地局を設置したビルの間を歩くようなことが多く、頭が痛いなぁと思って辺りを見回すと基地局が近くに設置されている、ということがよくありました。ビルの谷間は、電波が反射して滞留するのでしょうか…よくわかりませんが、とにかく、ビルの谷間はぼくにとっては危険地帯でした。
5Gは、従来よりも周波数帯域幅が広く、つまりたくさんの電波を使うということらしく、そんな基地局がこれまでの100倍も設置されて、100メートル置きに設置されたらたまったもんじゃありません。ぼくよりも症状が顕著な電磁波過敏症の方にとっては、街を出歩くのがますます困難になるでしょう…。
5Gはもうかなりのところまで進んでしまっているので、今さら止めにする、ということはほぼ無いでしょうけど、リスクもある、ということを知っておいて損はないと思います。
ベルギーの首都、ブリュッセルでは、健康被害の懸念から、5Gの導入を見送ることになったそうです。
ベルギーの環境大臣Céline Fremault氏は、「The people of Brussels are not guinea pigs whose health I can sell at a profit.(ベルギーの国民は、私が利益のために健康を売り渡せるモルモットではありません)」と話したらしい。
当然の対応だと思うけど、この言葉に感動してしまうくらい、利益のために人間の健康を売り渡している人間が多すぎる世の中です。
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by 硲 允(about me)
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これまでも、ケータイ端末や、携帯電話基地局からの電波が人間やその他の生物に悪影響を与える可能性を示唆する研究がたくさん報告されていて、国際がん研究機関(IARC)は、電波を「ヒトに発がん性があるかもしれない(2B)」と評価しているとのこと。
5Gでは、従来のケータイよりも高い周波数の電波が使われるらしく、そうした電波はこれまでよりも到達距離が短いため、携帯基地局1基あたりがカバーするエリアが小さくなるという。5Gの基地局1基から電波が届く距離は約100mが限界で(既存電波は3~4km)、あちこちで利用可能にするためには、既存の100倍程度の数の基地局の設置が必要になるらしい。
それだけでもおそろしい話です。ぼくは電磁波に過敏なほうで、基地局に近づくと頭痛がします。特に東京に住んでいた頃は、基地局を設置したビルの間を歩くようなことが多く、頭が痛いなぁと思って辺りを見回すと基地局が近くに設置されている、ということがよくありました。ビルの谷間は、電波が反射して滞留するのでしょうか…よくわかりませんが、とにかく、ビルの谷間はぼくにとっては危険地帯でした。
5Gは、従来よりも周波数帯域幅が広く、つまりたくさんの電波を使うということらしく、そんな基地局がこれまでの100倍も設置されて、100メートル置きに設置されたらたまったもんじゃありません。ぼくよりも症状が顕著な電磁波過敏症の方にとっては、街を出歩くのがますます困難になるでしょう…。
5Gはもうかなりのところまで進んでしまっているので、今さら止めにする、ということはほぼ無いでしょうけど、リスクもある、ということを知っておいて損はないと思います。
ベルギーの首都、ブリュッセルでは、健康被害の懸念から、5Gの導入を見送ることになったそうです。
ベルギーの環境大臣Céline Fremault氏は、「The people of Brussels are not guinea pigs whose health I can sell at a profit.(ベルギーの国民は、私が利益のために健康を売り渡せるモルモットではありません)」と話したらしい。
当然の対応だと思うけど、この言葉に感動してしまうくらい、利益のために人間の健康を売り渡している人間が多すぎる世の中です。
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