誰にも気づかれず正しく美しい箸使いができるという魔法のお箸「箸使い」を買ってみて。

高松の自然食品店「ちろりん村」で、こんなお箸を見つけて買ってきました。


その名も、「箸使い」。「誰にも気づかれず正しく美しい箸使いができる魔法のお箸」とのこと。誰にも気づかれないどころか、ブログに書いてしまっていますが…。

ぼくは箸をちゃんと使えているものと自分では思っていたのですが、相方によるとおかしいとのことで、相方からちゃんとした箸の持ち方を教わりました(相方は「箸の持ち方きれいだねー」とよく言われるくらいの達人レベル)。意識すれば正しい持ち方ができるようになりましたが、疲れていたり気を抜くと元のおかしな持ち方になってしまうので、この魔法のお箸を使ってみることにしました。

箸使いを身につける箸というと、二本がつながったようなやつを時々見かけますが、ああいうのはガチャガチャしていて、洗うのも大変そうだし、使う気にならないのですが、この商品は、一見普通の箸に、くぼみがついているだけ。


たしかに、よーく見なければ、普通の箸を使っているようにしか見えないでしょう。


右手の親指をくぼみに添わせるだけで、正しく持てるようになっています。くぼみの位置や形については、長年の研究と数多くのモニターからベストなくぼみを付けたとのこと。

どれどれ、持ってみよう…


うん、なかなかいい感じ。

数日使ってみたところ、くぼみの位置はほぼばっちりな感じで、くぼみに親指を添わせるだけで、たしかに何も考えなくてもちゃんと持てます。時々、普通の箸を持つときも、無意識のうちにこの持ち方をする、という変化も見られました。「箸使い」をずっと使っていたら、手がいつの間にかこのカタチを覚えて、どんな箸でも無意識のうちにちゃんとした持ち方ができるようになりそうです。

つくっているのは、福井県の兵左衛門という、漆ぬり職人あがりのメーカーです。下地塗装と表面塗装はうるし。口に入れる箸先部分には合成化学塗料が一切入っていない純粋な漆を使用しているとのことで、安心して使えるのもうれしいです。

今回、23.5cmのを買いましたが、サイズはいろいろあり、左利き用もあります。



パッケージには、「清紫会」という作法学院の院長をされている近藤珠實さんによるお勧めの言葉が書かれていました。その前半には、こう書かれています。
講演やテレビ出演の先々で「箸使いがすべての物事の基本になる」と説き続けてまいりました。仕事やおつきあいで人と食事をする機会に、恥ずかしい思いをした人も少なくないと思います。それだけ人柄や、どういう育ち方をしてきたかが箸使いにあらわれます。自分が思っている以上に、人から見られているものです。決して大げさではなく箸使いひとつでその先の人生がかわることすらあります。
この箸を買ったのは、この熱意に押された、というのもあります。今後の人生の変化に期待…!?


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by 硲 允(about me)