働く女性が面接官に好感をもたれるマナー講座なんて、セクハラか男女差別にしか思えない



先日、図書館で情報誌をめくって調べものをしていたら、「働く女性のマナー講座」(名称は忘れましたが)のようなものの告知があり、「面接官に好感をもたれるマナーや振る舞い」というようなことが書かれていて、「いつの奴隷時代よ!?」と思いました。

ぼくはそもそも、誰かが決めた「マナー」に従うのが好きではありません。不必要に他人に不快感を与えるのは避けたいので、必要に応じて「マナー」を守ることもありますが(箸の使い方とか)、面接で立ったり座ったり、ものの受け渡しとか、そんなん好きにしたらええんちゃうん!という感じです。

こういうマナー講座では、勝手に決めつけた「女らしさ」みたいなものも教えるのでしょう。 膝をくっつけてちょっと斜めにして座るとか。就活の写真とか見てたらそんなんやね。男性は足をちょっと広げて手はグーとか。みんな一緒。好きに座ったらええんちゃうん?

女性向けの講座であり、女性だけにそういうことを求めるところにも気味の悪さを感じます。男性向けの面接でのマナー講座、というのは見たことも聞いたこともない(あるのかもしれませんが・・・)。

好きに振る舞って、それで気に入られなければそれまでだし、自分らしく振る舞って一緒に働きたいと思ってもらえるようなところのほうが入ってからも働きやすいだろうし、取って付けたようなマナーを覚えて面接官に好感をもたれよう、なんていうのはバカバカしいし、仕事を求めている女性を低くみているようで嫌悪感を感じました。だって、「女性の求職者に好感をもたれる、男性面接官のためのマナー講座」なんていうのはないもんね。面接官も求職者も対等なはず。どっちかだけにマナーを求めるな!という感じです。

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