「瀬戸芸」(瀬戸内国際芸術祭2016)の一環として、7月18日から8月7日まで、JR高松駅付近のシンボルタワー・デックスガレリアとその周辺で「瀬戸内アジア村」ができています(開村時間は13:30~19:30)。
あちこちにディスプレイされた傘が印象的でした。こちらの傘(ボー・サン アンブレラ)は、涅槃を探求する僧がタイとミャンマーの国境の辺りに滞在したとき、村人が竹と樹皮で作った紙の傘を持ち帰ったのが始まりと言われているそうです。
絵付けをされている姿が美しかったです。
上の写真で左に見えるのは、タイ・シルクの繭。黄金色に輝いています。繭というのは元々黄金色で(ゴールデンシルクと呼ばれる)、いろんな色に染色しやすいように白い繭をつくる蚕をつくり出したそうですが、元々の黄金色のシルクのほうが丈夫だと本で読んだことがあります。
繭を紡いで糸にしたり、手織り織機で絹織物をつくるところを見ることができます。
竹編籠が好きで、どれか買って帰ろうかなぁと思いました、いまのところ使い途が思いつかず、買いませんでした。
編み方は各家庭内で伝承されているため、文字で記述されていることの少ない希少な技術だそうです。
こんな大きなのが4000円は安い…。
「ALL AWAY CAFE」という面白い屋台も出ていました。
言葉の通じない相手に身振り手振りだけで注文します。外国のお店に行ったときのように、すべての人がアウェイ(AWAY)になれる場所というコンセプトだそうです。どこの国でもないお店で、メニューも、東アジアの架空の島の料理らしい。
野外の飲食スペースも素敵でした。
竹でこんなテーブルや椅子をつくれるようになりたいなぁ。
その他、カービングした石鹸などの家庭工芸、植物や神話に登場する動物の緻密なデザインが施された「コー・クレット陶芸」など、普段見慣れないカラフルな工芸品に囲まれ、タイのマーケットに迷い込んだようで、小旅行に行ってきたような気分になれました。
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