自分と意見の違う相手を攻撃する人から「表現の自由」を奪われないために

by Maize Diversity Line-up / croptrust


自分と違う考えや意見を発信している人を見つけると、すぐに「かかっていく」人を時々見掛けます。

自分が否定されたように感じるのでしょうか。

SNSでも、記事の中身をろくによく読みもしないで、タイトルだけに反応して攻撃していくような人もいます。

そういう人からの被害を避けるには何も書かないことですが、そうすると、そういう人によって自分の「表現の自由」を自ら放棄させられたことになります。

そこまで極端に、自分と違う意見を攻撃してくる人以外にも、いろいろと厄介なことや面倒なことを言ってくる人はいるものです。

特に、顔を直接合わせないインターネット上では、大胆になって、相手がどう感じるかを考えない人がいるようです。

話が通じる相手なら議論するのがいいと思いますが、そもそも攻撃してうっぷんを晴らすのが目的で、何を言っても通じなさそうな人もいます。そういう場合はスルーしてもいいと思います。

自分と他人は、考えが違って当たり前、ということがわかっていない人がけっこういるようです。そういう人は、他人に自分と同じように考えさせようとするし、自分の意見に同感してもらえなければ腹を立てる。常に自分が正しいと思いたいのか、思いこんでいるようです。

他人に対して批判を加えることも大事ですが、議論してお互いの考えを発展させるのではなく、議論で相手に「勝つ」ことが目的になっていると、まともな話し合いにはなりません。自分のことを振り返ってみるとよくわかりますが、相手に勝とうとするときは、自分にまだ自信がないときです。自信がないと気持ちに余裕がないので、攻撃的になりがちです。

あまりにおかしなことを言っているように思える人というのは、本気でそう考えているのではなく、自信がなさすぎてヤケクソになっているように思えるときもあります。そんなときはまともに議論しようとしても通じません。

考えや意見というのは、みんな違って当たり前。

だからといって、他人の考えや意見を放置しておけばいいというのではなく、建設的な議論をしていくのが大事だと思います。

自分と考えの違う人を攻撃するのではなく、バカにするのでもなく、侮辱することなく、どこがどう、どうして違うのかを確認し合い、そこからお互いに学んでいく。

自分も含めてですが、現在に生きる人間の多くは、そういうことに関して、人間の潜在能力からするとかなり低レベルな段階にあるのではないかと思います。

それを伸ばしていくには、まずは、無意味に他人を攻撃することなく自分の考えや意見を述べ、他人からの反応(好意的なものも攻撃的なものも含めて)に対処しながら互いに学んでいくことが必要ではないかと思います(場合によっては「スルーする」というのも一つの対処法です)。その過程でストレスもかかりますが、筋トレのようなものかもしれません。


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