facebookに疲れたら、ブログがあります



SNSというのは、人気が出てしばらくした頃から、つながりができすぎて、だんだん窮屈になっていく傾向があります。

facebookにしても、ぼくが始めた頃は知り合いで登録している人がほとんどいませんでしたが、今では登録していない人のほうが少数派、くらいの勢いになりました。

学校の同級生に、家族、職場の同僚、何らかのサークルの仲間、どこかのイベントでたまたま一回会っただけの相手など、オフラインでのつながりの深さや関係性がまちまちの人とたくさんつながりができると、何を書いたらいいのやらわからなくなったり、書きづらいことがでてきたりして、登録はしていても投稿しない人も増えてきているように思います。

大学生の頃、ぼくはmixiを使っていました(もう退会しましたが)。当時、つながっていたのは大学の友人が多く、読んでくれる相手は友だちを想定して書いていて、ブログにしても、ほぼ友だちしか読者はいないので、交換日記のようなものでした。

同じような仕組みのSNSだとしても、つながる相手や人数によって、その使い方はだいぶ違ってくるものです。

最近は、ぼくのブログを読んでくれている方は知り合いでない方が大半なので、誰がよんでくれるかわからない、という前提で書いています。

だから、いろんな関係性の人とつながっているfacebookに投稿するのもそんなに違和感がありません(ブログよりもfacebookのほうが、プライベートな感じが強く、友だちに話し掛けるようなニュアンスがあるので、中には適さない記事もありますが)。

ぼくは、友だちや知り合いが普段、何を考えているのか、けっこう気になるほうです。facebookにしても、友だちの投稿を見始めると延々と見てしまうので、なるべく見ないように自粛しているくらいです。

facebookは、一回の投稿の文章が短くなる傾向があるし(長く書こうと思えば書けますが)、いろんなつながりがあるので、なかなか本当のところや深いところまで書きにくい、という傾向があります。

その点、ブログという形式だと、ある程度長い文章になり、SNSに比べて腰を据えて書くので、読みごたえのあるものになり、SNSのようにダラダラと見ないで済む傾向があるように思います(使い方次第ですが・・・)。
SNSが今のよう広まる前、ウェブ上で発信するといえばブログが主流でした(その前はホームページ)。

RSSリーダーがあったのかなかったのか、当時、ぼくは使っていなくて、お気に入りに登録したブログを数箇所、毎日見てまわりました。更新されていないとがっかりし、更新されているとうれしくてワクワクしながら読みました。SNSのように自動的に画面に流れてくるのではなく、読みたいブログを自分で読みに行く、というのもいいのかもしれません。インターネット空間が今ほど「賑わって」いなかった当時を懐かしく思い出すことがあります。

SNSを否定するわけではなく、ぼくも使っていますが、使い方に気をつけないと、無制限に時間をとられて日々の生産性を落とし、余計な気を使って疲れてしまう原因にもなるので要注意です。

そして、SNSというのは、基本的に自分が書くよりも読むほうが多くなるものなので、余程気をつけないと「インプット過多」になってしまいます。ブログを基軸にしておけば、自分のブログは「アウトプット」する道具なので、その予防にもなります。


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