ナチュラルライフステーションの「有機家庭菜園の土」と固定種のこと。

野菜の苗を育てるとき、これまで、畑の土をもってきて、ピートモスや草木灰などを思いつくままに混ぜていました。苗が大きくなったら、その畑で生きることになるので、最初からそこの土で育つのが自然に近いと思うのですが、草の種が混ざっているので草がどんどん生えて手入れが大変だったり、養分が少ないのか苗の成長がゆっくりだったり、ということもあります。

実験的に市販の土で苗を育ててみたいとも思っています。その辺のホームセンターなどによるある土は素性がよくわからないことが多いのですが、先日届いたコープ自然派のカタログによさそうな土が載っていました。


有機家庭菜園の土(12L)(ナチュラルライフステーション)


ぼくの故郷である和歌山の赤土をベースに、有機農業指導員が配合した「有機資材」だけでできた培養土だそうです。


紀ノ川の周辺の赤土は、砂れきを含んで排水がよいとされているそうです。

原材料はこちら。
和歌山県の赤土、ココ椰子ガラ、パーライト、有機質100%発酵堆肥(コーヒーガラ、茶殻等)、もみがらくん炭、バーミキュライト、草木灰、有機石灰、ゼオライト、グアノリン酸
珈琲殻や茶殻を使うというのは、自分で土づくりをする上でも参考になります。

同位体研究所でゲルマニウム半導体検出器を使った放射能測定検査をしていて(2012年2月)、検出されなかったとのこと(検出限界値は不明)。

5リットルの商品もあります。


ナチュラルライフステーション 有機家庭菜園の土 5L


畑からもってきた土に種をまいたプランターを室内の縁側で育てようかと考えたこともあるのですが(日が当たってちょうど温室のようになるので)、虫も連れて来てしまいそうでやめました。そういう場合にも、こういう市販の土は助かります。

ちなみに、ナチュラルライフステーションは、 有機種子メーカー「ジェネシスシード社」の種も扱っています。








その辺のホームセンターなどで販売されている種は大半が「F1種」というもので、種を採って育てても次にどんな性質の野菜が生まれるかわかりませんが、これらの種は「固定種」で、自家採種すれば、親と同じような性質の野菜を育てることができます。

また、国際有機農業運動連盟の「IFOAM有機認証基準」の認証を受けていて、種子に農薬を使用していません。日本の「有機野菜」は、有機種子を使っているかどうかは今のところ問われておらず、種子までこだわっている生産者さんは少数派だと思います。安全性を追求するなら、種子や土までこだわっていて信頼関係のある生産者さんから購入するか、自分で育てるのが安心です。


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