最近の田んぼは、こんな様子です。
田んぼの真ん中で「ハッピーヒル」(自然農法を提唱した福岡正信さんという方が生み出した品種)の苗代をつくり、6月から7月中旬にかけて田植えしました。今年は苗代の苗が少なすぎて田んぼ全体の3分の1くらいしか植えられていません。
田植えと言っても、陸稲として育てているので、野菜の苗を移植するような感じです。
2016/06/23 ハッピーヒルの田植えを開始しました。陸稲の田植えとは?
その後しばらくは、田植えした後の田んぼの光景でしたが、今では稲以外の草が稲と同じくらいかそれ以上の背丈に育ち、ひと目見てここに稲が育っているとわかる人はほとんどいないような感じになっています。
田植えの間は畑の草刈りをする余裕がなく、田植え後は草ぼうぼうになった畑の草を刈る日々でしたが、ようやく野菜を救出し、ようやく田んぼに草刈りに取り掛かりました。
こんな様子で、イネ科の植物は一見似ているので、慣れないうちは見分けるのが大変でした。
稲の列の間に入っていって草刈りできるように、一般的な田んぼよりも稲の列と列の間(条間:すじま)を広めにとっています。狭すぎると入るスペースがなくて稲を倒してしまうし、広すぎると太陽の光がよく入って草がたくさん生えます。 お米づくりで主に参考にしている本「自然農の米づくり( 大植 久美 (著), 吉村 優男 (著), 川口 由一 (監修) )」によると、40センチがちょうどいいそうです。
最初のうちは、40センチをきちんと測っていましたが、3年目の今年はだいぶ慣れてきて目分量でいきました。
草を刈った後はこんな様子。
他の草に埋もれているときは稲の状態がよくわかりませんでしたが、草刈りをして、元気そうな稲が姿を現して安心しました。
今年は、去年・一昨年より雨が少なく、一段高くなった真横の田んぼから漏れてくる水も少ないので、田んぼが乾燥していることが多いのですが、問題なさそうです。
毎日2時間ずつくらい草刈りをして、一通り全体を刈るのに1週間くらいかかりそうです。
夏の終わり頃にはまた伸びているので、1年目はその頃にもう一度全体を刈りましたが、2年目は刈らずに残していました。ヒエなどの雑穀は残しておくと、スズメがそっちを食べてくれているのを見ました。
今年はどうするかまだ決めていませんが、最近、スズメがどんどん増えてきているような気もします…。お隣の米農家の方も、去年・一昨年は使っていなかったのに、今年は鳥よけのテープを張っていました。
夕方、自転車で田んぼに向かう途中、スズメの集団がやってきて、竹にとまって一斉に飛び立ったので、竹が大きく揺れました。その様子を撮りたくてカメラを取り出したのですが、間に合わず… スズメの集団は撮れました。
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