by negativespace.co |
本をつくるより読むほうがラクだし、ブログも自分で書くより誰かの記事を読むほうがラク。アウトプットよりもインプットのほうがラクなので(インプットばかりでも、それはそれで疲れてきますが・・・)、用心しないとインプット過多になりがちです。
学生の頃は特に、先生の話を一日に何時間も聞いていなくてはならず、アウトプットといっても、習ったことそのままだったり、決まった形式にあてはめて計算したりということが多いので、自分の「考え」や「想い」をアウトプットする機会は教室内ではほとんどありませんでした。これでは確実にインプット過多になってしまいます。
今思うと、学生時代からもっとアウトプットしておけばよかったなぁと思います。今ならブログサービスがあるので、小学生でもスマホでブログが書ける時代です。名前や学校など、個人情報は隠しておいたほうが安全だと思いますが、学校で習ったことや、日々の暮らしで考えたことなどを誰かが読める場所に書くことは、アウトプットのいい練習になると思います。
アウトプットする場がないと、学校で教わったことをそのまま覚えておしまい、ということになりがちです。それについて自分はどう思うのか、そこから何を考えるのか、というふうにはなかなか頭が動いていきません(覚えないといけないことだけでも山のようにあり、ぼくにはそれすらできず、当時から好きだった英語以外の教科は放棄してしまいました)。アウトプットの場を設け、自分の考えを発表していくことで、そのテーマへの関心が高まって、インプットの効率が高まるということも考えられます。
自分の見聞きしたことや考えたことを毎日書いていると、観察眼が鍛えられ、自分なりの視点もできてきます。アウトプットすると、それに対するフィードバックも得られるので、そこから学んでいけることもあり、コミュニケーションの訓練にもなります。
小学校3年生からブログを毎日2本書くとすると、高校卒業までの10年間で7300本の記事が書けます。読み手にとっても面白く役立つ記事を書いていけば、高校を卒業する頃にはブログの広告収入だけで生計を立てていけるくらいになる可能性があります。そうなれば、お金を稼ぐことに縛られずに自分のやりたいことを仕事にしていきやすくなるでしょう。
それに、過去のいつ頃にどんなことを学び、何を考えていたかを振り返ることのできる過去記事は、自分自身にとって貴重な資産になると思います。
【関連記事】
- ブログ記事を半年で600本書いて思うこと
- 日記とブログ記事の違いについて。何か一つ、役立つことを…
- ブログを書いて「自分の言葉」を取り戻そう
- 「好きなこと」に「アウトプット」という概念を加えてみる
- 「表現の自由」は自分のためであり、社会のためでもあるということについて。