畑仕事は午前中に

畑仕事のある暮らしは、東京でのアパート暮らしの頃に比べて、季節によって日々の暮らし方がずいぶん違ってくる。

真夏は昼間に外仕事をすると熱中症の危険性が高まるし体力の消耗が激しいので、早朝や夕暮れ前が畑仕事の時間になる。

春から本格的な暑さが到来するまでの時期は、いつ何をするか、けっこう自由度が高く、揺れがちなのだけど、午前中に畑仕事をすると調子がいいように最近は感じる。

この頃の朝の過ごし方は、朝起きて、軽くヨガをして、白湯を飲んで、20分間瞑想をして、朝食(ご飯と野菜スープのことが多い。おじやの日も)を食べる。疲れがたまっていると、朝は身体が重たく、畑仕事を休みにしたくなる日もあるが、ちょっと頑張って畑へ行き、作業を始めると身体が軽くなり、思った以上に作業がはかどることがある。一方で、夕方に畑へ行って、予想以上に身体が動いて作業がはかどった、ということはあまり起こらない。

昇っていく太陽の下で身体を動かすのもいいのかもしれない。休憩で飲みものを飲んだり道具を取ったりするために室内に入り、屋根の下にいると、急に元気がしぼんで疲れがどっと出ることがよくある。ところが外に出るとまたすぐに元気が出るから不思議なものだ。

朝は頭もよく動くので、難しいデスクワークは朝にすることもあるが、朝にパソコンに向かうと神経質になりやすい。疲れきった夕方にパソコンに向かうと作業が遅々として進まないことが多いが、午前中に身体を動かして程よく疲れた午後一のデスクワークはわるくない。

手持ちの作業にもよるし、天気にもよるし、自分の体調や気持ちの調子にもよるのだけど、自分が気持ちよく暮らしやすいだいたいのパターンをよく研究しておくことは大事だと思う。