「自分で目をよくする本」(本部千博 著)を読んで。治せる医者と治せない医者

最近、縫い物で目が疲れがち… 図書館で、「自分で目をよくする本」(本部千博 著)という本をみかけ、タイトルに惹かれて借りてみた。

著者によると、「近視は病気」であり、治すことができるという。

ぼくは近視になったことはなく、メガネやコンタクトレンズのお世話になったことはないが、それを知っておくと、いざという時の対応が違ってくる。

目の運動などによって近視は改善する、というのは、他の本でも読んだことがある。

一度近視になると、一生治るはずがないものだと昔は思っていたけれど、身体のたいていの不調は治る可能性があるものだと、最近は思うようになったので、それほど不思議なことではない。

でも、子どもの頃に、こうなったら治らないものだ、という考えを心に植え込まれると、それを取り除くのはちょっと時間がかかるかもしれない。ぼくもその昔、歪んだ背骨は治らないものだ、とか、蓄膿症や飛蚊症は治らないとか、医者に言われて信じてしまったことがあるが、医者が言う「治らない」は「(自分には)治せない」と同義だと考え、治った事例がないか、自分で徹底的にリサーチしたほうがいい。

ポジティブなタイトルのこの本には、疲れ目にも効きそうなトレーニング法がいろいろと紹介されていて、早速やってみている。ツボ押しや、目の緊張を取るトレーニング法などが載っていて、心地よく、効果がありそうな感じ。

何事も、「治らない(治せない)」と断言する人の話よりも、自分でよくしていける、と言ってくれる人の話を聞いたほうがいい方向に向かうように思う。