ともだちと仕事

ともだちとは仕事をしない、という主義の人が時々いる。

ともだちと仕事関係になると、何らかの亀裂が生じて、ともだち関係が破綻する可能性があるから、ということだろう。

しかし、一緒に仕事をして関係が破綻するような相手なら、ともだちとしてもそう長続きしないのではないか、という気がする。

たしかに、そういう主義の方は、仕事の関係者にとんでもないことをしでかすのに遭遇してきた。ともだちを確保しておくには、利害関係が衝突しない当たり障りのない距離感を保っておくことが必要なのかもしれない…。

反対に、仕事で出会い、最初は仕事の関係者だった相手と友人のような関係になる、という場合もある。こちらのほうが長続きする場合も多いのかもしれない。

そういえば、大学生の頃、ある方から、学生時代までじゃないと、本当のともだちはできない、という話を聞き、果たしてそうだろうか、とかなり違和感を感じたことがあった。そのときはまだ学生だったので、反論したところで空論でしかないので、そんなもんですか…と流しておいたけれど、今となっては、やっぱりそんなはずはなかった、ということが実証されている。

たしかに、家と職場の行き来だけでは、新しいともだちができそうにないが、自分の場合、学生を卒業してからのほうが、だんだん行動が自由になってきた、ということも大きいかもしれない。それにしても、学生時代の終わりが自由の終わり、という世の中は生きづらい。しかし、そのおかしさに気づいて、自由を取り戻しつつある人がだんだん増えているようには見える。