「毒を出す生活 ためる生活」(蓮村誠)を読んで。

「毒を出す生活 ためる生活」(蓮村誠 著)という本を面白く読みました。

最近、心身の毒出し中。この本もいろいろと参考になりました。

アーユルヴェーダでは、日の出の96分前から日の出までの時間帯を「ブラフミー・ムフールタ(黄金の時間帯)」と呼び、心と体に調和をもたらすエネルギーが自然界に満ちている時間とされているそうです。

今日(これを書いている日)は久しぶりにその時間帯に起き、朝から畑仕事をし、家の片付けをしたら気分爽快。早起きをすると、いろいろ物事が進んで気持ちいいものです。朝に2時間早く起きて2時間早く寝るのと、朝2時間遅く起きて2時間夜ふかしするのとでは大違い。起きるのがちょっと辛くても、朝早く起きたほうが結局いい1日を送れることがよくあります。

アーユルヴェーダでは、人間の体質を「ピッタ」「ヴァータ」「カパ」に分けて考えます(それらの混合のタイプもあります)。必要な睡眠量も、体質によって異なると考えられているそうで、通常、ヴァータは8~9時間、ピッタは7~8時間、カパは6~7時間とされているとのこと。ぼくはたくさん寝たいほうで、短時間睡眠で平気な人をうらやましく思うこともありましたが、自己診断によるとヴァータの傾向が強そうなので、無理せずよく寝たほうがいいのかもしれません…。自分の体質を知り、体質に応じた生き方・暮らし方を探っていくと、無闇に他人の真似をして疲弊したり失敗したりすることが減りそうです。

髪の毛を切るのは、月が欠けていくときがいいように思っていたのですが、アーユルヴェーダでは「髪は月が満ちていく時期に切れ」という教えがあるそうです。髪というある種の感覚器官は、月のエネルギーを受け取るといわれていて、月が欠けていくときは月のエネルギーが落ちていくため、その時期に髪を切ると「ヴァータ」を乱し、体が弱ってしまうというのがその理由のようです。

ハチミツは、加熱殺菌処理をしていない非加熱の生のハチミツを空腹時に単独で摂るのがいいとされているそうです。ハチミツは熱を加えると、とても厄介なアーマ(未消化物や毒素)となり、白湯を飲んだりしても浄化できないとのことで、そう言われるとこわくなってきます…。砂糖代わりに焼き菓子などの甘味づけにハチミツを使ってきたので、加熱したハチミツをどんどん食べていましたが、最近は、朝食の前の朝の空腹時に生でスプーン1匙、食べるようにしています。試してみると、たしかに、空腹時に単独で生のまま食べると、体に染みわたるような満足感があり、お腹が空いているけどすぐに食事を用意できない、というタイミングで食べるのもいいです。

糖尿病は思い「カパ」の病気とされているそうですが、唯一、カパをためない甘味は非加熱のハチミツであり、糖尿病の人にハチミツを食べさせるという治療法が昔からあるとのこと。

最近、朝になめるハチミツは、近所でとれた日本ミツバチの生の百花蜜にしていますが、たくさん使いたいときなどにはちょっと高価なので、カークランド(KIRKLAND)のオーガニック生ハチミツもうちに常備しています。