米の肥料にプラスチック殻?田んぼから生まれるプラスチックゴミ問題

米の肥料に使われているプラスチック殻が川や海に流れて問題になっているという記事を目にした。

プラ肥料殻流出、難しさ浮き彫り 国や農業者ら議論 対策まとまらず(山陽新聞)

コーティングにプラスチックが使用されている肥料が一般的に使われているらしく、驚いた。そんなものを田んぼに撒き散らすなんて…。農家の方たちもそれがプラスチックだと知らずに使用しているという話もあった。何なのかよくわからずに使い続けているというのもおそろしい。

農産課は田から流出させないための水位調整や排水口へのネット設置といった流出防止策を農家に求めた、とあるが、流出してければいいという問題だろうか…。そんなプラスチック殻が毎年、田んぼに巻かれ続けたら、土壌はむちゃくちゃになってしまうだろう。

そんな肥料がたまにある、というレベルではなく、全国の水田面積の6割で使われているということで、さらに驚いた。近年、プラスチックゴミやマイクロプラスチックがどうの、とようやく危機感がもたれ始めた一方で、プラスチックを田んぼに撒き続けているのだから、何がなにやら…。プラスチックゴミを生み出すような肥料の販売や使用は即刻禁止すべきだと思う。お米を育てる方法は他にいくらでもあるのだから…。