KAMIYAMA BEERの「SHIWASHIWA ALE」。神山の在来種小麦で醸したビール


神山(徳島県)の道の駅で出会ったクラフトビール「SHIWASHIWA ALE」(by KAMIYAMA BEER)。

普段、アルコールは控えていて、最近は飲みたいと思うこともめったになくなったが、神山産の小麦を配合したこのビールは、一度飲んでみたいと思った。小麦は神山町の農家さんが70年前から種を取りついできた在来種で、それは貴重なものである。

パンフレットをもらってきて家で読んでいると、この小麦は無農薬で育てられていることもわかり、さらに魅力が増した。


フルーティで、麦の力強さを感じる。予想以上。アルコール度数5%のわりに酔いを感じると思ったら、瓶内二次発酵しているようで、もっと度数が高まっているのかもしれないと思った。

瓶半分でふわっと気持ちよくなるくらい酔ってきたが、決して嫌な酔い方ではない。酒には、気持ちよく酔える酒と、気分がわるくなる酒がある。ダメな酒は、頭が痛くなったり二日酔いになったり、気持ちがネガティブになってきたりするが、いい酒は、気分がよくなり、気持ちが明るくなり、数時間後、あるいは夜に飲んでも翌朝には酔いがすっきりと抜けている。

このビールは間違いなく、よいお酒だと感じた。しっかり酔えるのに、しつこい酔いではなく、すっと抜ける。夜に飲んだが、眠りに不都合はなく、翌朝はすっきり。

アルコールは控えているのに、他のも試してみたくなるほどだった。他にも、ブルワリーの庭で育ったすだち入りや、神山産の無花果が入ったのとか、梅の古木のローストチップを加えたのとか、いろいろ気になる。香川では、綾川町の「Roamers」(キッチンカーのお店)や、高松の丸亀商店街にある丸亀グリーンの2階だったかな…そこにある食品店で販売されている(2021年9月上旬現在)。

お酒を飲まなくても酔っ払っているみたいにご機嫌になれるので普段はお酒の必要性を感じないけれど、美味しいビールはたまにはいいものです。