菊芋の花


最近の畑は、黄色い花がたくさん咲いています。菊芋の花に、あずきの花に、エビスグサの花。

上の写真は、菊芋の花です。菊芋にもいろんな種類があります。この菊芋は、7年前にここに来てこの畑と出会ったときから存在していました。最初は菊芋とは知らなかったのですが。そうとは知らず、買ってきた菊芋を植えました。同じような花が咲いたので、こちらも菊芋だとわかったのです。花が枯れた頃に、掘ってみると一目瞭然。菊芋の芋が出てきます。

同じような環境で育っても、買ってきた菊芋は丸々と太りやすいのですが、もともといた菊芋の芋はもっと小さくて、色も紫がかっていて、明らかに種類が違います。紫の小さいほうは、野生に近いという感じがします。売っている菊芋は、食べごたえがあるようにつくられた品種なのかもしれません。

小さな菊芋は、大きな菊芋よりも洗って泥を落とすのに手間と時間が大きいほうよりかかります。いそいでいるときは、台所の野菜かごを見て大きなほうの菊芋に手がのびます。この世が忙しい人だらけになったら、下ごしらえに手間のかかる野菜がいなくなってしまうかもしれません。

菊芋の黄色い花と、秋の青空が似合います。ミツバチたちの蜜源にもなっているのでしょうか。そういえば、菊芋のハチミツ、というのは見たことも聞いたこともないなぁ…。菊芋の花の蜜単体のハチミツがあったら、かなりレアかもしれません。菊芋の花びらを食べてみたら、ちょっと苦いです。蜜はどんな味なのだろう。