シャンプーの変遷。石鹸から粘土へ。薄毛や乾燥肌、かゆみが解消

髪の毛がどれだけ長持ちするかは、食生活や気持ちのあり方のほかに、どうやって洗うかという問題が結構大きいのではないかと思う。

ぼくは働き始めて間もない頃の一時期、昼間にけっこう時間の余裕があったので、学生時代に苦手だった平泳ぎの練習をしに市民プールに通っていた。すると、プールの水の塩素が効いたのか、髪の毛がみるみる薄くなり、雨が降ると頭皮に直接落ちて冷たいくらいになった(!)。これはまずい、ということで、薄毛対策を調べてみると、ごま油をショウガを頭皮に刷り込むといいという情報が出てきた。

その後、ごま油とショウガの入った石鹸と出会った。ムーンソープ(MOONSOAP)のカパ(水)という石鹸



石鹸で髪を洗うのは初めてだったけれど、慣れると難しくない。

これを使っているうちに、なんと、髪の毛が復活してきた。余計な添加物や刺激物が入っていないのもいいのだろう。頭皮にやさしい感じがする。

石鹸で髪を洗うとゴワゴワになってしまうイメージがあったが、専用のリンス(パウダーリンス フラワー)もあり、さらさらになる。




髪の毛が復活してからは、他にもいろんな石鹸を試してみた。

Naiad(ナイアード)のアルガン石鹸もマイルドで使いやすかった。モロッコに育つアルガンの木のオイル(アルガンオイル)と、エクストラバージンオリーブオイルを主な原料としている。



アレッポの石鹸も近所で買えて、大きくて長持ちするのでよく使っていた(包丁で切って使う)。




東京から香川に移住し、最初の頃はお風呂がなかったので夏は庭でホースで頭を洗い、石鹸だと時間がかかるので何だったか忘れたけれどポンプ式のシャンプーを使っていたら頭皮が荒れて乾燥肌になり、かゆみで困ったことになった。

そこで、「ガスール(Ghassoul)」という、モロッコのクレイ(粘土)を使い始めた。



粘土の吸着力で肌の汚れを取り除くとともに、粘土に含まれるミネラルがしっとりと洗い上げて肌を整えるらしい。汚れはしっかり落ちている感じがするが、肌の水分が保たれるのがすごい。

これを使い始めて数週間で頭皮がよくなり、今もずっと使い続けている。全身をこれ一つで洗うことができ、毎年夏に悩まされるあせもにも効いた気がする。粉末と固形の両方のタイプがあり、最初は粉末タイプを使っていたが、固形のほうが水で溶かしたときにぷっくらと膨れて使いやすいことがわかり、最近は固形タイプをリピートしている。


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by 硲 允(about me)
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