イチヂクの葉茶をつくる。高血圧、神経痛、冷え性などに効果


イチジクの枝がお隣さんの敷地ににょきにょきと伸びていたので、剪定した。庭に放置されていた枝を見た相方が、葉っぱをお茶にできないか調べたところ、できるという。販売している農家さんもいたらしい。剪定してただ燃やしてしまうだけではちょっと申し訳ない気がしていたので、よかった。早速試してみることにした。


昼間は天日干しし、洗濯物のように夜は取り込む必要がある。窓辺でイチヂクの葉が光ってきれいだった。

大きな葉なので乾燥させるのは大変かと思ったが、竹のザルに入れて外で天日干しすると1週間くらいでほぼカラカラに乾いた。

無花果葉(ムカカヨウ)

どんな味だろう…。煮出すのではなく、紅茶などのように熱湯をかけて数分待つ。


きれいな黄色になった。飲んでみると…緑茶!? 緑茶に風味は似ているが、独特の甘みがある。いかにも薬草茶、といった感じではなく、飲みやすい。ハーブティにミックスしてもよさそうだと思った。


土鍋で煎るバージョンも試してみた。


ほうじ茶のように茶色くなった。味は、苦味が増し、生のほうが好みだけど、これはこれで美味しい。

保存用には、少しだけ煎って水分を完全に飛ばし、瓶で保存。

イチヂクの葉茶

効能を調べてみると、イチヂクの葉は「無花果葉(ムカカヨウ)」と呼ばれて生薬として使われてきた歴史があり、高血圧、動脈硬化、肝機能、神経痛、冷え性などの改善に効果があるとされているらしい。

ただし、副作用もあり、イチヂクの葉に含まれる「プソラレン」という成分は、紫外線に対する過敏性を高めるらしく、日が暮れてから飲むのがよさそう。

お茶づくりは面白い。他にもいろんな葉っぱをお茶にしてみたくなってきた。


【関連記事】

by 硲 允(about me)
twitter (@HazamaMakoto