庭で育ったドクダミで、相方がドクダミ茶をつくってくれました。
葉も花も丸ごと摘んで、ザルに乗せて1週間くらい天日干し。
プレゼント用に作ったのですが、味見に飲んでみました。
あまり量がなかったので、少ししか入れなかったのですが、十分な濃さになりました。
ぼくは飲んで第一声、「十薬の味や!」 昔、親が飲んでいた十薬の味でした。
「何言ってんの?」と相方のつっこみ。「十薬って、ドクダミのことやで」
「そうなんや!? 十薬って言うくらいやから、10種類何かをブレンドしてるんかと思った」
「10の薬効があるっていう意味よ」
江戸時代の本草学(中国で発達した医薬に関する学問)者であり儒学者の貝原益軒という方がそう言ったそうです。
「薬草の自然療法-難病も自然療法と食養生で治そう」(東城 百合子 著)という本によると、ドクダミは、
浄血・利尿・殺菌・毛細血管強化・緩下・止血などに役立ち、常用すると胃腸が丈夫になり、高血圧・動脈硬化・脳溢血の予防や治療に使っても有効です。
とのこと。
薬効として、冷え性、蓄膿症、あせも、毒虫さされ、打ち身、切り傷など、いろいろ挙げられていて、10個どころではなさそうです。
体調がすぐれない日が数日続いていたのですが、寝る前にドクダミ茶を飲んだらすっとした感じがして、翌朝にはだいぶ元気になっていました。さすが十薬!
天ぷらにしても美味しいらしく、いつか食べてみたいと思います。
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