本屋に行くと「引き寄せの法則」という名のついた本がいろいろ並んでいて、かつては「胡散臭い」ものだという印象を持っていたのですが、あるとき急に気になって、代表的な一冊(「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (引き寄せの法則シリーズ)」)を読んでみたら面白くて、それからしばらく、その続編を英語の原書で(原文で読んだほうがニュアンスが正確にわかるので)立て続けに読みました。
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス)
そこから学んだことはいろいろありますが、そのうちの一つは、「自分の望みをはっきりさせること」の大事さ。
たとえば、「好きなことを仕事にする」と聞くと、どんな気持ちになり、何を思うでしょうか。
ぼくは、一番最後に挙げた点を前までけっこう心配していましたが、「引き寄せの法則」を学んだこともあり、最近はそうでもなくなりました。
お金に対する考え方が変わったきたこともあります。前まで、お金をたくさん欲しがるのはいけないことのような気がしていたのですが、大事なのは、お金をどうやって得るか、そしてどうやって使うか、だと思うようになりました。同じお金でも、誰かを傷つけたり地球を破壊したりする使い方もあれば、誰かを苦しみから救ったり自然を回復したりするための使い方もあります。
お金にしろ何にしろ、何かを得たいという気持ちは欲望で、それは抑制してなくしていかなければいけないという考え方もありますが、欲望すらも使い方次第ではないかと思います。
お金自体への抵抗や拒否感がなくなれば、それを得たいという気持ちへの抵抗もなくなっていきます。お金は汚いものでたくさん稼ぐとろくなことがないと思いつつ、一方で、でもお金は大事だしたくさんあるにこしたことがない、と思っていても、それは思考が矛盾していて、現実化しにくい、というような例がいろいろ、「引き寄せの法則」の本で紹介されています。
お金に対する考え方を変えたからといって、お金が急にたくさん入ってきたわけではありませんが、少なくともお金で苦労することはなく、好きなことを書いて好きなようにつくった本を買っていただけることが増えてきたり(友人たちが紹介してくれたおかげ)、ブログで好きなことを書いてそれで収入も得られるという方法を知ったり(イケダハヤトさんのブログや、それを教えてくれた相方のおかげ)、自分の望む方向へ進めている気はします。
(「好きなことを仕事にする」というタイトルの本もつくっています)
好きなことがないよりもあるほうがいいし、仕事はしないより楽しくて大事に思えて充実感が得られるならするほうがいいし、そういう仕事ができるなら、好きじゃないことよりも好きなことを仕事にしたい、と思う人が多いのではないでしょうか。
ただ、そう簡単に実現できることではないので、上で列挙したように、「好きなことを仕事にする」という言葉を聞くと、ネガティブな思いがこみ上げてくるわけです。
でも、「引き寄せの法則」でも言われている通り、ネガティブな思いをネガティブなままにしておくと、自分の望みは叶いにくいのではないかと思います。では、どう考えたほうがいいのか。
・好きなことを仕事になんてできるはずがない
→好きなことを仕事にしている人もいるのだから、それは可能なはずだ。
→他の人にもできるのだから、自分にもできるはずだ。
・仕事というのはそんな甘いものじゃない
→仕事は、苦しいこともあるが、楽しいこともある。
→仕事をどんなものにするかは自分次第だ。楽しく、やいがいのある仕事がしたい。
・好きなことなんて特にない
→好きなことをする時間がないだけで、昔は好きなことがあった。
→小さなことなら、楽しいと思えることも時々ある
→毎日一つだけでも、楽しいと思えることやしてみたいことを探してみよう
・好きなことでも、仕事にするとなると好きじゃなくなるかもしれない
→世の中には、苦労がありつつも好きなことを仕事にしている人がいる
→自分は好きなことを仕事にしていきたいのだろうか?
→仕事にするとなると、自分の好きなことに(ポジティブなもの、ネガティブなものを含めて)どんなことが付随してくる可能性があるか?
→好きなことを仕事にした際に付随してくるネガティブなものを抑制したり排除することは可能だ。
→好きなことを仕事にした際に付随してくるポジティブなものを得るために、好きなことを仕事にしたい
・好きなことはあるけど、それで収入を得るのは難しい
→世の中には、好きなことをして収入を得ている人もいる
→(そういう職業が世の中に存在しないとしても)好きなことをして収入も得られる方法を自分でつくればいい
→好きなことならがんばれるので、それは可能なはずだ
・仕事はお金を得るためのものであり、好きなことは休みの日にすればいい
→休みの日だけでなく、毎日好きなことをして暮らせたほがいい
→好きなことを仕事にして、お金もやりがいも楽しみも得られれば、平日も休日ももっと充実するはずだ
これは実験的な例で、もっといい思考の切り替え方もあると思いますが、こうやって思考を切り替えていくこと自体が、けっこう面白い作業です。
そうやって思考を切り替えられたほうがいいと思いつつ、実際には気持ちがそうはならないということもあります。そういうときは、無理をせず、「今は自分はこう感じてるんだなぁ、でも、いずれはこういう方向に行けたほうがいいなぁ」くらいに、気長に、気楽にしているのがいいように思います。
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そこから学んだことはいろいろありますが、そのうちの一つは、「自分の望みをはっきりさせること」の大事さ。
たとえば、「好きなことを仕事にする」と聞くと、どんな気持ちになり、何を思うでしょうか。
- 好きなことを仕事になんてできるはずがない
- 仕事というのはそんな甘いものじゃない
- 好きなことなんて特にない
- 好きなことでも、仕事にするとなると好きじゃなくなるかもしれない
- 好きなことはあるけど、それで収入を得るのは難しい
- 仕事はお金を得るためのものであり、好きなことは休みの日にすればいい
- 好きなことで収入を得ようとすると、好きなことへの純粋な気持ちが失われてしまうおそれがある
ぼくは、一番最後に挙げた点を前までけっこう心配していましたが、「引き寄せの法則」を学んだこともあり、最近はそうでもなくなりました。
お金に対する考え方が変わったきたこともあります。前まで、お金をたくさん欲しがるのはいけないことのような気がしていたのですが、大事なのは、お金をどうやって得るか、そしてどうやって使うか、だと思うようになりました。同じお金でも、誰かを傷つけたり地球を破壊したりする使い方もあれば、誰かを苦しみから救ったり自然を回復したりするための使い方もあります。
お金にしろ何にしろ、何かを得たいという気持ちは欲望で、それは抑制してなくしていかなければいけないという考え方もありますが、欲望すらも使い方次第ではないかと思います。
お金自体への抵抗や拒否感がなくなれば、それを得たいという気持ちへの抵抗もなくなっていきます。お金は汚いものでたくさん稼ぐとろくなことがないと思いつつ、一方で、でもお金は大事だしたくさんあるにこしたことがない、と思っていても、それは思考が矛盾していて、現実化しにくい、というような例がいろいろ、「引き寄せの法則」の本で紹介されています。
お金に対する考え方を変えたからといって、お金が急にたくさん入ってきたわけではありませんが、少なくともお金で苦労することはなく、好きなことを書いて好きなようにつくった本を買っていただけることが増えてきたり(友人たちが紹介してくれたおかげ)、ブログで好きなことを書いてそれで収入も得られるという方法を知ったり(イケダハヤトさんのブログや、それを教えてくれた相方のおかげ)、自分の望む方向へ進めている気はします。
(「好きなことを仕事にする」というタイトルの本もつくっています)
「好きなことを仕事にする」(珍妙見聞録 第1巻) |
好きなことがないよりもあるほうがいいし、仕事はしないより楽しくて大事に思えて充実感が得られるならするほうがいいし、そういう仕事ができるなら、好きじゃないことよりも好きなことを仕事にしたい、と思う人が多いのではないでしょうか。
ただ、そう簡単に実現できることではないので、上で列挙したように、「好きなことを仕事にする」という言葉を聞くと、ネガティブな思いがこみ上げてくるわけです。
でも、「引き寄せの法則」でも言われている通り、ネガティブな思いをネガティブなままにしておくと、自分の望みは叶いにくいのではないかと思います。では、どう考えたほうがいいのか。
・好きなことを仕事になんてできるはずがない
→好きなことを仕事にしている人もいるのだから、それは可能なはずだ。
→他の人にもできるのだから、自分にもできるはずだ。
・仕事というのはそんな甘いものじゃない
→仕事は、苦しいこともあるが、楽しいこともある。
→仕事をどんなものにするかは自分次第だ。楽しく、やいがいのある仕事がしたい。
・好きなことなんて特にない
→好きなことをする時間がないだけで、昔は好きなことがあった。
→小さなことなら、楽しいと思えることも時々ある
→毎日一つだけでも、楽しいと思えることやしてみたいことを探してみよう
・好きなことでも、仕事にするとなると好きじゃなくなるかもしれない
→世の中には、苦労がありつつも好きなことを仕事にしている人がいる
→自分は好きなことを仕事にしていきたいのだろうか?
→仕事にするとなると、自分の好きなことに(ポジティブなもの、ネガティブなものを含めて)どんなことが付随してくる可能性があるか?
→好きなことを仕事にした際に付随してくるネガティブなものを抑制したり排除することは可能だ。
→好きなことを仕事にした際に付随してくるポジティブなものを得るために、好きなことを仕事にしたい
・好きなことはあるけど、それで収入を得るのは難しい
→世の中には、好きなことをして収入を得ている人もいる
→(そういう職業が世の中に存在しないとしても)好きなことをして収入も得られる方法を自分でつくればいい
→好きなことならがんばれるので、それは可能なはずだ
・仕事はお金を得るためのものであり、好きなことは休みの日にすればいい
→休みの日だけでなく、毎日好きなことをして暮らせたほがいい
→好きなことを仕事にして、お金もやりがいも楽しみも得られれば、平日も休日ももっと充実するはずだ
これは実験的な例で、もっといい思考の切り替え方もあると思いますが、こうやって思考を切り替えていくこと自体が、けっこう面白い作業です。
そうやって思考を切り替えられたほうがいいと思いつつ、実際には気持ちがそうはならないということもあります。そういうときは、無理をせず、「今は自分はこう感じてるんだなぁ、でも、いずれはこういう方向に行けたほうがいいなぁ」くらいに、気長に、気楽にしているのがいいように思います。
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